針が派手に振れやすいから……そんな理由が“粋”な3連メーター――「Musketeer2 LLC-U03」週末アキバPick UP!レビュー

» 2004年06月03日 22時00分 公開
[古田雄介(アバンギャルド)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

 「Musketeer2 LLC-U03」は、HDDのアクセス表示、音量メーターを搭載した5インチベイユニットである。中央にHDDアクセスメーター、左右に音量メーター、メーター間に音量調節用スライドレバーが搭載され、まるで昔のステレオ機器、あるいはスポーツカーの油温/水温/ブースト計(人によっては、油圧、排気温、電流、電圧などもあるかもしれないが)のようなたたずまいに一目惚れした。

Cooler Master「Musketeer2 LLC-U03」

 電圧と音量、内部温度を表示する前モデル「Musketeer LLC-U02」と、機能面ではまったく異なる製品となっている。

 前モデルでは、PC温度管理用メーターとして、ある程度は利用有効性が感じられたが、今回はなぜ音量とHDDアクセスなのか。その理由は簡単。「針が派手に振れやすい項目を選んだ」(Cooler Master)ということである。なるほどHDDアクセスのたびにひゅんひゅんメーターが振れるのを見て楽しめるので、一応の目的は果たしている。

もう一つの楽しみ――カラフルな発光

 Musketeer2 LLC-U03のメーターには、バックライトとして7色LEDが採用されている。付属スイッチを操作することで、赤→黄色→白→紫→水色→緑→青の順で1〜2秒周期で色が変化するほか、それぞれの色に固定することもできる。

 HDDへ頻繁なアクセスをさせるため、全ドライブに対してダミーのファイル検索、同時にMP3ファイルを再生してみた。針の動きは、中央のHDDアクセスメーターが激しく動き、左右の音量メーターは曲に合わせて小刻みに揺れる。もちろんただそれだけなのだが、その言葉はMusketeer2には禁句だ。

色変化はこのようになっている(movie1)(movie2)切り替えスイッチでLEDのモード切り替えが可能。メーターの見やすさで選ぶなら、白と黄色がおすすめだ

 付属スイッチは、背面ブラケットタイプと3.5インチベイ装着タイプの2種類が用意される。音楽や気分によってモードを頻繁に切り替えるなら、というかMusketeer2に興味を示すユーザーは必ずそうするであろうから、ぜひともフロントに装着しよう。

付属スイッチ。背面ブラケットタイプと3.5インチベイタイプがある

“粋”を極めるなら、内部を結線・結束し直そう

 Musketeer2には、シルバーとブラックのカラーラインアップがある。今回試用したシルバータイプは、フロントからサイドパネル、背面まで同じ塗装で表面が仕上げられ、見えない部分まで丁寧に作り込まれている印象を持った。うーん……粋だ。

 その点、コネクタ類の接続はやや面倒か。オーディオケーブルとHDD LEDケーブルを中継する必要があるうえ、5V電源やバックライト切り替えスイッチ用ケーブルを接続する必要がある。各ケーブルは、IDEケーブルのような分厚いものではないとはいえ、本数が多いと内部が混雑しやすいのである。Musketeer2の粋さを堪能するなら、フロントパネルコネクタなどの結束を一度解いて、結線・結束し直すなどの気合も見せておきたい。

背面パネル。各コネクタの種類が明記され、HDD LEDコネクタの向きも間違えないようにフォローされている

 ルックスの派手さで注目を集めるMusketeer2だが、ボリューム調整ユニットとしてと考えると、使い勝手は上々だ。Windows上でオーディオコントロールパネルなどを開くより、はるかに手早く、かつ粋に調整できる。

 ちなみに、"Musketeer"は三銃士という意味で、あくまで3連メーターにこだわったシリーズとなっているようだ。5000円程度とある程度導入しやすい価格であるため、少しでもPCのオリジナリティを高めたいユーザー、PCをオーディオ代わりに使っているユーザー、そしてメーター好き(?)のユーザーにはおすすめの製品といえる。また、今度はどんな3連メーターとするのか、Musketeer続バージョンにも期待したい。

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