きょうは、期待の「GeForce 6800 GT」を載せた「Aeolus 6800 GT」で悩みに悩んだ(1/2 ページ)

» 2004年06月29日 02時18分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 当初、GeForce 6800シリーズとしてラインアップに名を連ねていたのは上位モデルの「GeForce 6800 Ultra」とクロックとスペックをダウンさせた「GeForce 6800」の2モデル。GeFoce 6800は上位モデルから動作クロックを下げて、有効なパイプラインの数を16から12本に減少させている。

 現在、AGP版グラフィックスカードの価格はGeForce 6800 Ultra搭載カードが7〜8万円とかなりの高価格帯にあるのに対し、GeFoce 6800搭載カードは4万円後半と6割以下という状況。そのコストパフォーマンスを評価した記事でも分かるように、GeForce 6800搭載カードは、コストパフォーマンス的に大いに健闘している。

 しかし、5月末になって、NVIDIAはこの中間に位置する「GeFoce 6800 GT」を急遽ラインアップに追加している。GeForce 6800がクロックだけなく有効なパイプラインの本数まで減らしていたのに対し、GeForce 6800 GTは動作クロックを下げただけで、パイプラインの数などの構成は最上位モデルのGeForce 6800 Ultraと同じになっている。

 クロックを下げたことによって、消費電力が下がり、搭載するクーラーユニットも薄くなり、パワーコネクタは一つで済むなど、けっこう「いいこと尽くめ」に思えるGeForce 6800 GT搭載グラフィックスカードであるが、逆にそれが、先に市場に登場したGeForce 6800 Ultraの優位性をかすめてしまう危険性を潜ませている。ベンダーによってはGeForce 6800 GTの投入に慎重になっているところもあるぐらいだ。

 ところが、この最新GPUをいち早く店頭に登場させたベンダーも一方で存在する。現在、AlbatronとAOpenがGeForce 6800 GT搭載グラフィックスカードを店頭に投入しているが、今回はAOpenの「Aeolus 6800 GT-DV256」(以下、Aeolus 6800 GT)を取り上げて、クロックダウンによるパフォーマンスの変化と、GeForce 6800ファミリー全体でのコストパフォーマンス比較を行ってみることにした。

いち早くGeForce 6800 GT搭載カードを投入した、AOpenの「Aeolus 6800 GT-DV256」 ビデオメモリはGDDR3を256Mバイト搭載する
クロックが下がったため消費電力が低減。おかげでクーラーユニットは薄くなり、パワーコネクタは一つだけになった

 なお、今回評価したGeForce 6800 GT搭載グラフィックスカード「Aeolus 6800 GT」の動作クロックをForceWareの拡張機能で表示したところ、コアクロック350MHzと、GeForce 6800 Ultraの400MHzにはっきりした差をつけているのに対し、メモリクロックは1GHzとこちらはGeForce 6800 Ultraの1.1GHzとそれほど差がない設定になっている。

 ベンチマークテストのマシン環境は、前回行ったGeForce 6800搭載「GLADIAC 940」とそろえ、行うテストも定番の3DMark03とAquamark3に市販ゲームベンチとしてTOMBRAIDER the angel of darkness、FINALFANTASY XI for Windows 公式ベンチマーク2を加えている。

 ただし、グラフィックスカードのドライバとして、GeForce 6800 Ultra/GeForce 6800で適用したForceWare60.72がAeolus 6800 GTで認識されなかったため、製品に添付されていた61.12を適用させた。そのため、パフォーマンス的に有利になっている可能性もあるので、その分を考慮して結果のグラフを参照してほしい。

ベンチマークシステム環境
CPUPentium 4/3.20E GHz
マザーボードMSI 865PE Neo-P
メモリPC3200 256MB×2ch
HDDDiamondMax Plus9(120GB)
OSWindows XP Professional +SP1

 

3DMark03 Score

3DMark03 GT1

3DMark03 GT4

3DMark03 Fill Rate(Single)

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