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» 2004年06月29日 21時53分 UPDATE

デジカメ写真、ムービー、音楽。そしてライティング機能まで――“よくばり”デジタルメディア統合ソフト「EASY MEDIA CREATOR 7」を試す (1/2)

デジタルメディアファイルの取り扱いはこれ1本で済む、いわばデジタルメディア版「Office」――CD/DVDライティング、デジカメ編集、ビデオ編集の機能をまとめたデジタルメディア統合ソフトウェア、ロキシオ・ジャパン「EASY MEDIA CREATOR 7」は、どのようなメリットと活用方法が見い出せるのだろうか。

[柳谷智宣(アバンギャルド),ITmedia]

 「EASY MEDIA CREATOR 7」は、動画、写真、音楽のデジタルメディアを扱うためのツールとライティングソフトをまとめた統合ソフトだ。

 具体的には、データの暗号化やパスワード付きCD/DVD作成機能を備えたCD/DVDライティングツール「EASY CD&DVD CREATOR 7」、デジカメ画像編集ツール「EASYデジカメクリエーター(PhotoSuite 7)」、ビデオ編集ツール「EASYビデオクリエーター(VideoWave 7)」、DVD/CDバックアップツール「EASY DVD COPY(Disc Copier)」が同梱されている。この4本がシームレスに連携し、一つのソフトのように扱えることで、デジタルメディア版における「Office」のような使い勝手をもたらすという。

 EASY MEDIA CREATOR 7を起動すると「ホームメニュー」と呼ばれるランチャーメニューが開く。ここから目的のタスクを選べば対応するツールが起動する。

photo 「ホームメニュー」は、タスク、アプリケーション、最近使用したプロジェクトの3層構成で表示される。使わないメニューは非表示にもできる

デジカメ画像の管理や補正、編集をすべてサポート

 [デジカメ画像の編集や補正]を選択すると「EASYデジカメクリエーター(PhotoSuite 7)」が起動する。トリミングや回転、赤目補正などは項目数を絞った[一般編集機能]メニューから作業できる。

 少ないボタンからメニューに従って選択するだけなので、作業は簡単だ。[すべての編集機能]メニューでは、人物の顔から“しわ”や“しみ”を除去したり、赤目を修正する[顔面の調整]や、傷ついた写真を復活させる[損傷したフォト]機能など、写真レタッチには欠かせない機能が揃う。

photo [すべての編集機能]を表示した。かなり多数のレタッチメニューが用意される。基本的な補正なら[一般機能を表示]をクリックしよう

 スライドショーを作成する「StoryBoard」は、動画や写真をストーリーラインにドラッグ&ドロップするだけで、静止画写真から、さまざまな動きのある静止画スライドショームービーが作成できる。

 トランジション効果の追加も、素材の間にドラッグ&ドロップするだけで作成可能となっている。また、[テーマ]を指定すると、さまざまなテーマ別テンプレートから選ぶこともでき、映像もエフェクトも、すべてマウスで並べるだけと、手軽かつ直感的に編集できる。

 作成したスライドショーはDVD-Video形式での保存が可能。そのほか、VideoCDやDivX形式での保存に加え、DV出力やウェブへの公開、電子メールへの添付なども可能となっている。

photo 動画や写真を取り混ぜて並べ、トランジションを選択してみた。とりあえず並べてしまい、左上のプレビュー画面で仕上がりを確かめながら作業するとよいだろう

本格的な動画編集がドラッグ&ドロップ操作だけでできる

 動画編集は「EASYビデオクリエーター(VideoWave 7)」で行う。

 映像と音声、タイトル、エフェクトなどがタイムラインに表示され、かなり高度なムービー編集が行える。プルダウンメニューから選ぶ[メディアセレクタ]メニューには、150種類のトランジションと100種類以上のエフェクトが用意されている。

 また、変更した部分のみを再エンコードする「スマートMPEGレンダリング」機能が搭載されている。これにより、無駄なエンコード処理が発生しないため時間短縮ができるうえ、編集した部分以外は再エンコードされないため、画質劣化も防げる。

photo 初心者向けメニューから、本格的編集まで行える「EASYビデオクリエーター(VideoWave 7)」。オーディオトラックも含めて、最大14トラックの編集が可能

 不要な部分を省き、必要なシーンだけを切り取る編集を行うには、横方向のジョグダイヤルをマウスで動かして、始点と終点を指定するだけという[ビデオトリマー]機能が便利だ。ドラッグ&ドロップではない操作でも直感的に利用できるようになっている。

photo 各機能を処理するウィンドウは、シンプルなインタフェースになっているので、操作に迷うことがない

 さらに手間を省きたいなら、カット割りやトランジションなどを自動的に行ってくれる「CineMagic」機能を活用したい。

 この機能は、やや過剰かもと思われるくらい特殊効果を多用してくれるので、単なるスライドショーとはまったく異なるムービーに仕上がる。半自動的に特殊効果生成が行える機能として活用しよう。

photo カット割りやトランジションなどを自動的に行ってくれる「CineMagic」機能。ムービーとオーディオをドラッグ&ドロップして、スタイルを選択するだけ
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