プロナビ

「Windows 11 Home」をおトクに「Windows 11 Pro」へアップグレードする方法(1/2 ページ)

» 2022年04月15日 13時30分 公開
[井上翔ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 PCを動かすために最も重要なソフトウェアといえば「OS(オペレーティングシステム)」だろう。世の中のPCのほとんどはMicrosoftが開発したOS「Windows(ウィンドウズ)」を初期導入OSとして採用し、個人向けではほぼ全ての現行モデルは最新の「Windows 11」と共に出荷されている。

 Windows 11は、用途に合わせて幾つかのエディションが用意されている。家電量販店で取り扱いのあるPCは、家庭での利用を想定して「Windows 11 Home」を搭載している。しかし、PCの使い道によっては上位エディションの「Windows 11 Pro」が必要となる。

 Windows 11 ProをプリインストールするPCは、家電量販店でも販売されているがそれほど選択肢は多くなく、在庫していないケースもある。PCメーカーによってはカスタマイズ(BTO/CTO)モデルでWindows 11 Proの初期導入を選択できるものの、手元に届くまでに数日から数週間、場合によっては1カ月ほど掛かる場合もある。「そんなに待てないよ!」というケースもあるだろう。

 そこで、この記事ではWindows 11 Homeを導入済みのPCをWindows 11 Proにアップグレードする方法を紹介する。家電量販店で急きょPCを購入した人はもちろん、手元のWindows 11 Home搭載PCをアップグレードしたい人の参考になれば幸いだ。

Windows 11 Home 手持ちのWindows 11 Home搭載PCをWindows 11 Proにアップグレードするぞ……!!

そもそも「Home」と「Pro」の違いって?

 読者の中には「Windows 11 Homeで困っていないのだけれど?」という人もいるだろう。それもそのはずで、プライベートの普段使いではWindows 11 Homeで困るケースはほとんどない

 しかし、手持ちのPCを業務で利用する場合、Windows 11 Proにしかない機能の利用を求められることがある。オフィスなどに自前のPCを持ち込んで使う「BYOD(Bring Your Own Device)」が認められている場合でも、Windows PCの場合は規定上「OSはProエディションに限る」と定められていることも多い

 Windows 11 Proでのみサポートする主な機能は以下の通り。

  • 「BitLocker」によるストレージの暗号化
    • ストレージを暗号化することで、ストレージだけ盗まれても復元しづらくできる
    • 別のPCでは「セキュリティキー」を入力しないとアクセスできない
  • 「Windows Infomation Protection(WIP)」の利用
    • 「個人ファイル」と「企業ファイル」を明確に分離できる仕組み
    • 企業ファイルには企業側でアクセス権などの設定が可能(個人ファイルの格納フォルダーや外部ストレージとのデータのやりとりの制限も可能)
    • 退職や部署異動などでPCの登録が解除された場合は、企業のファイルのみ削除される(個人のファイルはそのまま保持可能)
  • 「Active Directory」「Azure Active Directory」への参加
  • 「グループポリシー」の適用
  • 「リモートデスクトップ(RDP)」のサーバとなる機能
    • Homeエディションでもクライアントにはなれる
  • オフラインアカウント(Microsoftアカウントにひも付かないアカウント)での利用

 ほとんどが企業/団体において使うために必要な機能だが、BitLockerについては個人利用でも情報の盗難/流出リスクを軽減する側面で大きなメリットがある。もっというと、Proエディションは「Homeエディションの完全上位版」という位置付けなので、Proエディションにすることで犠牲になる(利用できなくなる)機能はない

 そのこともあり、筆者は自前のPCはほぼ全てProエディションでそろえている。

MicrosoftのWebサイト Microsoftの「Windows 11 Home と Pro バージョンを比較する」では、機能差の詳細を確認できる

「Pro」と「Pro Workstation」の違いもチェック

 ちなみに、個人ユーザーがライセンスを購入(利用)できるWindows 11には「Windows 11 Pro Workstation」もある。その名の通り、このエディションはPCベースのワークステーション(ハイエンドコンピューター)で用いることを想定したもので、Proエディションに以下の機能を追加したものだ。

  • ストレージにおける「Resilient File System(ReFS)」の利用
    • データの整合性確認、破損時の復元機能などを強化している
  • 「Persistent Memory」のサポート
    • メインメモリとしてもストレージとしても利用できるメモリモジュール
  • 「SMB Direct」のサポート

 ProエディションがHomeエディションの完全上位互換であることと同様に、Pro WorkstationエディションはProエディションの完全上位互換である。今回は説明を割愛するが、詳しくはMicrosoftのWebサイトで確認してほしい。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月15日 更新
  1. 「アンタに電話した方が楽だし」  約75年続いたアキバの“極小書店”とWeb化20周年を迎えた「PC USER」との接点 (2026年01月13日)
  2. 23.8型でワイヤレス、しかも4万円台! ユニークの巨大モバイルディスプレイ「UQ-PM238CST-Q」の実力と注意点 (2026年01月14日)
  3. FCCL初のSnapdragonモデル「FMV Note U(FMV UQ-L1/WU6-L1)」の謎に迫る なぜこのタイミングでArmアーキテクチャなのか? (2026年01月14日)
  4. 「HHKB Classic Type-S」が示す“新スタンダード”の正体 有線専用モデルを投入した理由 (2026年01月13日)
  5. Insta360、1/1.3型センサー搭載のWebカメラ「Link 2 Pro/Link 2C Pro」発表 新フォーカス機構やAI要約など (2026年01月13日)
  6. DDR4メモリ再評価でSocket AM4人気が加速 メモリやSSD高騰で起きるアキバ自作PCトレンドの異変 (2026年01月12日)
  7. 実売1.2万円で驚きの3年保証! エイサーの15.6型モバイルディスプレイ「PM161QJbmiuux」を試す (2026年01月15日)
  8. 2026年は供給難で幕開け RTX 5060 Ti以上が急速に枯渇しグラボ売り場だけが「ピリつく」アキバの現状 (2026年01月10日)
  9. Appleがクリエイター向けアプリを一括利用できるサブスクパッケージ「Apple Creator Studio」 (2026年01月14日)
  10. 「35歳以下は節約しか知らない」 シャープが“野性味”を取り戻すために選んだ、オール日本人体制への回帰 (2026年01月01日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年