ここから、本題であるWindows 11 HomeをWindows 11 Proにアップグレードする方法を紹介する。やり方は大きく2つあるので、自分にメリットの大きい方法を選ぶようにしたい。
なお、いずれの方法もWindows 11 Homeのライセンス認証が完了していることを前提としている。
手元にWindows 10 ProまたはWindows 11 Proの有効なライセンスがある場合は、その「プロダクトキー」を使ってWindows 11 Proにアップグレードできる。手順は以下の通りだ。
どのPCともひも付いていないWindows 10 Pro/11 Proのパッケージ版、オンラインコード版(※1)またはDSP版(※2)を持っている場合は、この方法が一番手っ取り早い。過去に別のPCで使っていたプロダクトキーを使う場合は、事前にライセンス認証を解除しておこう(方法の解説は割愛する)。
(※1)一部のオンラインショッピングサイトで販売されている、ライセンスのみの販売分。インストールメディアはないので、「メディア作成ツール」を使って入手することになる
(※2)PCを構成するハードウェア(CPU、メモリ、ストレージなど)とセットで販売されるバージョン。パッケージ版やオンラインコード版よりも割安だがセットで買ったハードウェアをPCに組み込んで使うことがライセンス条件となる
プロダクトキーの入力画面。プロダクトキーは、パッケージ版は付属しているカードに、オンラインコード版は購入確認メール(またはオンラインショッピングサイトの購入履歴ページ)、DSP版はDVD-ROMが封入されている紙に記載されている手元にWindows 10 Pro/11 Proのライセンスがない場合は、Microsoft Storeからのアップグレードをお勧めする。というのも、先述のパッケージ版やオンラインコード版はもちろん、DSP版よりも手頃にアップグレードできるのだ。4月15日時点におけるAmazon.co.jpにおける正規販売価格(アマゾンジャパンの販売分)と比較してみると、価格差一目瞭然である。
Microsoft Storeを使ってアップグレードする場合の手順は以下の通り。
Windowsのエディション変更も、気軽にできるようになった。良い世の中である。
購入時の代金は、Microsoftアカウントにひも付けたクレジットカード(デビットカード/プリペイドカード)で行える。複数のカードを登録している場合はデフォルトの支払い方法が表示されるので、他の方法で支払いたい場合は「変更」をクリックしよう
他のアプリを全て閉じて進めると、HomeエディションとProエディションの“差分データ”のインストールが行われる。これが完了すると問答無用で再起動のプロセスに入るので、Microsoft Store以外のアプリは全て閉じてデータを保存しておこう
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