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ここから、本題であるWindows 11 HomeをWindows 11 Proにアップグレードする方法を紹介する。やり方は大きく2つあるので、自分にメリットの大きい方法を選ぶようにしたい。
なお、いずれの方法もWindows 11 Homeのライセンス認証が完了していることを前提としている。
手元にWindows 10 ProまたはWindows 11 Proの有効なライセンスがある場合は、その「プロダクトキー」を使ってWindows 11 Proにアップグレードできる。手順は以下の通りだ。
- 「設定」を開く
- 「システム」の「バージョン情報」をクリック(タップ)
- 「プロダクト キーとライセンス認証」をクリック
- 「Windows のエディションをアップグレード」をクリック
- 「プロダクト キーを変更する」の項目にある「変更」をクリック
- 手元にあるプロダクトキー(25文字)を入力して「次へ」をクリック
- プロダクトキーが有効な場合、アップグレードに関する注意点が表示されるので、よく読んでから「開始」をクリック
- しばらく待つ(再起動が数回行われる)
- ログイン画面が表示されたらログインする
どのPCともひも付いていないWindows 10 Pro/11 Proのパッケージ版、オンラインコード版(※1)またはDSP版(※2)を持っている場合は、この方法が一番手っ取り早い。過去に別のPCで使っていたプロダクトキーを使う場合は、事前にライセンス認証を解除しておこう(方法の解説は割愛する)。
(※1)一部のオンラインショッピングサイトで販売されている、ライセンスのみの販売分。インストールメディアはないので、「メディア作成ツール」を使って入手することになる
(※2)PCを構成するハードウェア(CPU、メモリ、ストレージなど)とセットで販売されるバージョン。パッケージ版やオンラインコード版よりも割安だがセットで買ったハードウェアをPCに組み込んで使うことがライセンス条件となる
Windows 11 Pro(またはWindows 10 Pro)のパッケージ版やオンラインコード版を持っている場合は、そのプロダクトキーを使ってアップグレードできる(出典:Amazon)
Windowsのプロダクトキーは、設定画面の「ライセンス認証」から変更できる
プロダクトキーの入力画面。プロダクトキーは、パッケージ版は付属しているカードに、オンラインコード版は購入確認メール(またはオンラインショッピングサイトの購入履歴ページ)、DSP版はDVD-ROMが封入されている紙に記載されている
手元にWindows 10 Pro/11 Proのライセンスがない場合は、Microsoft Storeからのアップグレードをお勧めする。というのも、先述のパッケージ版やオンラインコード版はもちろん、DSP版よりも手頃にアップグレードできるのだ。4月15日時点におけるAmazon.co.jpにおける正規販売価格(アマゾンジャパンの販売分)と比較してみると、価格差一目瞭然である。
Microsoft Storeを使ってアップグレードする場合の手順は以下の通り。
- 「設定」を開く
- 「システム」の「バージョン情報」をクリック(タップ)
- 「プロダクト キーとライセンス認証」をクリック
- 「Windows のエディションをアップグレード」をクリック
- 「Microsoft アプリでのアップグレード」の項目にある「Microsoft Store を開く」をクリック
- Microsoft Storeアプリが開いたら「購入」をクリック
- Microsoftアカウントにログイン(サインイン)する(Windows Hello利用可)
- 支払い方法が正しいことを確認して「確認」をクリック(変更も可)
- 「インストール」をクリック
- Microsoft Storeアプリ以外のアプリを全て閉じる(データを保存する)
- 準備ができたら「はい、アップグレードを開始します」をクリック
- しばらく待つ(再起動が数回行われる)
- ログイン画面が表示されたらログインする
Windowsのエディション変更も、気軽にできるようになった。良い世の中である。
先ほどと同じ設定画面の「ライセンス認証」から「Microsoft Store を開く」をクリックすると……
Microsoft Storeアプリが開き、Windows 10/11 Proへのアップグレードライセンスの購入ページに遷移する
購入時の代金は、Microsoftアカウントにひも付けたクレジットカード(デビットカード/プリペイドカード)で行える。複数のカードを登録している場合はデフォルトの支払い方法が表示されるので、他の方法で支払いたい場合は「変更」をクリックしよう
購入が完了すると、「購入」ボタンが「インストール」ボタンに変わる。ここをクリックすると、インストールプロセスが始まることになる
他のアプリを全て閉じて進めると、HomeエディションとProエディションの“差分データ”のインストールが行われる。これが完了すると問答無用で再起動のプロセスに入るので、Microsoft Store以外のアプリは全て閉じてデータを保存しておこう
筆者の自宅にある数少ないWindows 11 Home搭載PCも、これでWindows 11 Proになった。「インストール日」はアップグレード前のままで存置されている
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