WatsonがSherlockに「最後の挨拶」――ただし、Java版で「帰還」の見込み

» 2004年07月02日 10時19分 公開
[ITmedia]

 熱心なMacユーザーなら、名前を聞いたことがあるだろう。29ドルのシェアウェアであるWatsonは、eBayやAmazon.comをはじめとするWebサービスにアクセスし、その中の必要な情報だけを抽出・表示するためのアプリケーションだ。Watsonの開発会社であるKarelia SoftwareはこのWatsonのテクノロジーを(おそらくはSun Microsystemsに)ライセンスし、Mac専用の単独製品としては10月5日以降アップデートしないことを宣言した。

 同社が運営しているブログで、6月28日に「ある大企業とWatsonに関して提携する」旨が書かれた。Watsonは、Mac OSに標準搭載されているメタ検索ソフトのSherlockにインスパイアされて作られた製品で、Webサービスへのアクセスという意味ではSherlock 3を先取りしたもの。Appleのスティーブ・ジョブズCEOが基調講演で紹介するなど、Macユーザーの中では有名なアプリケーションなだけに、今後の成り行きが注目を集めていた。

 Kareliaのブログには、Sunのエンジニアリングマネジャーのブログへリンクが張られており、そこにProject Alamedaの進捗状況が書かれていることから、Kareliaの提携先はSun Microsystemsであると推測されている。

 Mac版の終了に反発するユーザーもいるが、Kareliaのブログでは、「これは、Watsonの終わりではない。このブログに掲載している開発中の製品のスクリーンショットを見てほしい。モックアップではなく、実際に動いている、本物のコードベースのものだ」と反論している。この「Project Alameda」(Alamedaは、Kareliaの所在地)は見たところ、プレファレンスのペイン、カラム型ブラウザなど、完全なMac OS Xのルック&フィールを保っているが、クロスプラットフォームのテクノロジー(JavaとSwing)に基づいているという。「このソフトをMacで動かないようにするには、特殊な工夫が必要なくらいだ」と、同社は述べている。

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