ノートPCでアテネ録り――WMV録画対応のPCカード型キャプチャーカード「MonsterTV Pocket」を試すキャプチャーカード(2/2 ページ)

» 2004年07月23日 18時30分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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多彩な録画モードとWMV録画対応は非常にうれしいが……非常に熱いぞ、PCが

 録画は、長時間(720×480ドット、2.5Mbps VBR)、標準(720×480ドット、5Mbps VBR)、長時間(720×480ドット、8Mbps VBR)のプリセットメニューのほか、カスタムメニューとして、画像ビットレート最大9.5Mbps、解像度352×240/720×480ドットでのMPEG-2録画、750K〜2.5MbpsでのWindows Media Video 9録画などの設定が可能となっている。

photo DVD-Video互換から、MPEG-2、WMV9、VCD用MPEG-1など各ビットレートから選択、あるいは「詳細カスタムMPEGプロファイル」より、解像度、ビットレートなどマニュアル設定ができる

 最大ビットレートは9.5Mbpsと、内蔵PCIカードの製品と比べるとやや少ないが、それよりも試用したThinkPad X40のPentium M/1.30GHzと遅い内蔵1.8インチHDDでは、場合により記録が追いつかず若干のコマ落ちなどが発生した。

 またビットレートやエンコーダの違いに関わらず、録画時のCPU使用率は軒並み90%ほどと、ほぼフル活用状態。さらにHDDとPCカードスロットを備える両パームレスト部が不快なほど熱くなってしまうのには、この時期特にいただけない(5分で手のひら汗まみれ。構成上しょうがないといえばそうなのだが)。

photo 「DScaler」有効、WMV9録画時のCPU稼働率(左)、「DScaler」有効、視聴時のCPU稼働率(右)
・テスト環境
日本IBM「ThinkPad X40」
CPU: 低電圧版Pentium M/1.30GHz
メモリ:512Mバイト(PC2100 DDR SDRAM)
マザーボード:Intel 855GMEチップセット搭載
HDD:1.8インチ 40Gバイト(4200rpm)

 コマ落ちや熱に関しては、より高速なPCであれば、あるいはPCカードスロットほか、熱を発する部分が手に触れない場所にあるPCであれば問題ないかもしれないが、そうでないノートPCユーザーは、録画中にはほかの作業を行わず、それだけに専念させたほうがよいだろう。

 なおMonsterTV Pocketには、S-Video/RCA映像/RCA左右音声入力端子が備わった取り外し式ケーブルが付属するので、外部チューナーやAV機器の接続も当然行える。

photo S-Video/RCA複合ケーブルは、未使用時には取り外しておくことができる

ノートPC用のTVキャプチャー製品としてUSBかPCカード、どちらを選ぶか

 さて、ユーザーはこのPCカードタイプの製品をどう思うだろうか。

 ノートPCでTV視聴・録画を行いたい場合、手っ取り早く、かつ製品ラインアップも多いのは、やはりUSB接続タイプのキャプチャーユニットかもしれない。

 しかしUSBは、マウスや外付けドライブなど、通常利用時においてもかなり使用頻度が高い。特にUSBポート数が少ないノートPCで利用する場合には、増設ハブが必要になることもあるだろう。しかし、ハブ接続では非サポート、という機種も多い。

 そこでPCカードが活きてくる。理由をいくつか考えてみた。

  • キャプチャーカード本体が内蔵できる
  • 外部電源不要、ホットプラグ対応と、USBと比べて使用時における手軽さは変わらない
  • 本体そのものも、小型で薄い
  • そして、USBに比べ使用頻度の低いPCカードスロットを活用できる

 という点などがありそうだ。

 ノートPCでTVを視聴するのであれば、例えばひざの上やベッドでうつぶせになりながら、というシチュエーションもある。PCカードタイプであれば、本体に装着できるので、本体から出るケーブルはとりあえずTVアンテナケーブルだけである。

 この際に、USBタイプの「外付け据え置きやや大型」の製品は論外として、手のひらサイズのコンパクトなUSB製品であっても「持ちながら」ということを考えてみると同様だ。

 このMonsterTV Pocket、TVチューナーを搭載しないノートPCを所持し、かつPCカードスロットを使っていない、そしてアテネを録りたいユーザーであれば、1万円程度で購入できる安価さも考えると、購入を検討する価値はあるだろう。

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