レビュー
» 2004年08月27日 17時45分 UPDATE

最強パーツで完全武装したフラッグシップPC──Endeavor Pro3000 (1/2)

インテルのPCI Express対応プラットフォームに合わせて、エプソンダイレクトが市場に投入したハイエンドデスクトップシリーズ新モデルは、新デザインの筐体と最強パーツを用意した、フラッグシップマシンと呼ぶにふさわしい作りとなっている。

[平澤寿康,ITmedia]

Intel 925X+LGA775対応Pentium 4採用の最強モデル

 今回登場したEndeavor Pro3000(以下Pro3000)は、従来までのハイエンドモデルであったEndeavor Pro2500から、筐体のデザインから内部の構成に至るまで、かなり大規模な仕様の変更が施されている。

kn_p3kzen.jpg エプソンダイレクト「Endeavor Pro3000」

 まずは、マシンのパフォーマンスを左右する基本パーツの仕様から確認していこう。マザーボードに搭載されているチップセットは、インテルのPentium 4向けチップセットの中で最新、かつ最上位モデルのIntel 925X。搭載可能なCPUはLGA775対応のPentium 4であるが、エプソンダイレクトのBTOにはPentium 4 520から560にPentium 4 Extreme Edition 3.40GHzを加えた、LGA775対応のPentium 4がすべて用意されている。

 Pro3000はIntel 925XがサポートするDDR2-533ことPC2 4200 DDR2 SDRAMを搭載。パフォーマンスを重視するハイエンドモデルらしく、同容量のPC3200と比べて価格が2倍以上もする現時点においても惜しげなく採用している。PC2 4200のメモリ帯域はデュアルチャネル動作時で8.6Gバイト/秒と、400MHzで動作するPC3200のデュアルチャネルの帯域4Gバイト/秒から大幅に向上している。

 現在FSB1066MHzで動作するPentium 4が存在しないため、PC2 4200が持つメモリ帯域をフルに活用できる環境は整っていないかもしれないが、それでも、メインメモリのパフォーマンスがシステム全体に及ぼす影響は多少ながら無視できない。また将来性を重視するユーザーならPC2 4200の採用は歓迎できるだろう。もちろん、そのときにおける最高のパフォーマンスを発揮しなければならないフラッグシップモデルならば当然ともいえる選択だろう。

 ちなみに、試用機に搭載されていたマザーボードは、ASUSのP5AD2。サウスブリッジにICH6Rを実装したモデルで、PCI Express X16スロットを1スロット、PCI Express X1スロットを2スロット、PCIスロットを3スロット用意している。Serial ATAは4ポート用意されICH6RによるRAID機能にも対応している。当然、Pro3000に搭載されるHDDもSerial ATA対応が選択できるようになっている。なお、ネットワーク機能は、1000BASE-T対応の専用チップがオンボードで搭載される。

 評価機にはEndeavorシリーズのBTOで選択できるPCI Express X16対応の「RADEON X600 XT」「RADEON X300 SE」のうち、RADEON X600XTカードが搭載されていた。フラッグシップモデルということを考えると、RADEON X800 XT搭載カードがBTOに用意されていないのが残念だが、まだRADEON X800 XT搭載カードが十分に出回っていない状況を考えると、やもえないだろう。RADEON X800 XT搭載カードが、ようやく市場に出回ってきたので、BTOにも追加されることを期待したい。

ツールフリーのメンテナンスが可能な新ケースを採用

 Pro3000の改善点は、基本スペックにとどまらず、その筐体も新型のものに変更されている。従来までのケースは、白を基調とした非常にオーソドックスなミドルタワーであったが、Pro3000では、濃いグレーを基調としたスタイリッシュなカラーリングに変更されている。

kn_p3kmae.jpg 濃いグレーとホワイトを直線的に組み合わせたインパクトのあるフロントパネル

 もちろん、デザイン面ばかりでなく、内部の構造も大幅に変更されている。特筆すべき部分は、すべての部分において「ツールフリー」でメンテナンスが可能になっている点だ。筐体サイドパネルの着脱やケース前面パネルの取り外しはもちろんのこと、HDDや光学ドライブ、拡張カードの着脱に至るまで、ドライバーを必要とせずに作業が可能。それも、手回し可能なネジを利用しているのではなく、ほとんどがレバーの操作だけで実現しているのだ。

 実際にパーツ類の着脱を行ってみたが、どのレバーも軽快に動作するので、力をかけることなく作業が可能。まるで、メンテナンス性が最優先でデザインされているサーバーケースを触っているかのような感覚であった。

kn_p3kdvd.jpg

kn_p3khdd.jpg 従来のメンテナンスフリーを意識したケースでもドライブベイへの取り付けはネジを使うことが多かったが、Pro3000の筐体はロックレバーやステーを使って簡単に着脱が可能になっている

 レバーで着脱できる部材で、パーツの固定を行うことに、強度的な不安を感じるかもしれないが、実際に取り付けられているパーツに力をかけて触ってみても、ぐらぐらすることはなくしっかりと固定されている。そのあたりの心配はまったく無用と言っていいだろう。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.