充実した中低音を再現する新設計スピーカーを搭載した液晶一体型PC「VAIO type M」発表

» 2004年09月13日 15時01分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは、VAIOラインアップの新シリーズとなる、液晶一体型省スペースPC「VAIO パーソナルコンピューター type M」(以下VAIO type M)を9月13日に発表した。出荷は9月25日から開始。価格はオープンだが、実売予想価格は上位モデルのVGC-M50B/Sで18万円前後、エントリーモデルのVGC-M30B/Wで16万円前後。

 VAIO type Mは、液晶一体型PCとして人気のあった「バイオW」を彷彿させるデザインが特徴。キーボードを筐体側に折りたためるギミックも、折りたたんだときに液晶ディスプレイの下半分が隠れて、上半分が1280×290ドットのハーフウィンドウとして、各種情報を表示するのもバイオWと同様だ。

 「自分の部屋で気軽に使える一人一台のPC」がコンセプトのVAIO type Mで重視されたのがスピーカー音質。新設計の共鳴管型スピーカーを採用した「ダイナミクスウーファー」を筐体下部に内蔵。省スペースPCで難しかった低音域の再現を実現。また、液晶ディスプレイの両脇には金属製のパンチングネットを施した「スピーカーグリル」も取り付けられた。

 VAIO Wで好評だった「MotionClock」機能は、さらに多機能になった「SoundFLOW」に進化。時計やカレンダーの表示のみならず、再生する音楽の曲順を設定したり、VAIO type M専用にチューニングされたSonic Stage Mastering Studioオーディオフィルタリングのプリセット設定を選択できる操作画面としても利用できる。

 搭載するCPUはVGC-M50B/S、VGC-M30B/WともにCeleron/2.60GHz。メモリ容量256Mバイト(最大1Gバイト)、DVDスーパーマルチドライブ搭載、最大解像度1280×800ドットの15.4インチワイド液晶ディスプレイ搭載などのスペックは両機種で共通。

 ハイエンドモデル、エントリーモデルで異なるのがHDD容量とTV対応。VGC-M50B/SはHDD容量が160GバイトでハードウェアMPEG-2エンコードに対応したキャプチャーカードを内蔵するが、VGC-M30B/WのHDD容量は120Gバイトで、キャプチャーカードは内蔵しない。また、筐体のカラーリングもVGC-M50B/Sはシルバー、VGC-M30B/Wはホワイトと異なっている。

製品名VAIO type M
型番VGC-M50B/SVGC-M30B/W
CPUCeleron/2.60 GHz
メモリPC3200/256Mバイト(最大1Gバイト)
HDD160Gバイト120Gバイト
ドライブDVDスーパーマルチ
グラフィックSiS 661FX
ネットワーク100BASE-TX
キャプチャーカードTVチューナーつきハードウェアMPEGエンコードカード
カードスロットPCカードTypeII×1、メモリースティック×1
主なインタフェースUSB 2.0×5、i.LINK×1
OSWindows XP HomeEdition SP2
サイズ幅482×高さ301×奥行342ミリ(液晶直立キーボード使用時)
重さ9キロ
ディスプレイ15.4インチTFTワイドディスプレイ(1280×800ドット)
実売予想価格18万円前後16万円前後

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