ニコン、24ミリ相当からの広角3.5倍ズームレンズを搭載した800万画素デジカメを発売

» 2004年09月16日 19時44分 公開
[ITmedia]

 ニコンの販売子会社であるニコンカメラ販売は9月16日、24ミリ相当からの広角3.5倍ズームEDニッコールレンズと2/3インチ約800万有効画素CCDを搭載したマニュアルコンパクトデジカメ「COOLPIX 8400」を10月1日に発売すると発表した。価格はオープンで、予想実売価格は11万円程度。

「COOLPIX 8400」は焦点距離24〜85ミリの3.5倍ズームレンズと800万有効画素CCDを搭載する

 同カメラの最大の特徴は、コンパクトデジカメとしては初めて、焦点距離24ミリ相当(35ミリフィルムカメラ換算)からの広角3.5倍ズームレンズを搭載したこと。また、非球面レンズ3枚とEDレンズ2枚を採用することで、歪みと色収差を良好に補正している。

 オートフォーカスには、AF測距センサーによる位相差検出方式とコントラスト検出方式を組み合わせたハイブリッドAFを採用。露出アンダー部分だけを自動的に補正して適正露出に近づけるD-ライティング機能や、画質劣化の少ない約1/2JPEG圧縮モード「EXTRA」を新たに搭載した。

 なおCOOLPIX 8400は、同社が同時に発表した位相フレネル(PF)レンズ採用のテレコンバータ「TC-E3PF」がオプションで使用できる。

 COOLPIX 8400の主な仕様は以下の通り。

製品名 COOLPIX 8400
撮像素子 2/3インチ約800万有効画素CCD
レンズ 3.5倍ズームニッコールレンズ、焦点距離24〜85ミリ(35ミリフィルムカメラ換算)、開放F値2.6〜4.9
撮影範囲 50センチ〜∞、3センチ〜∞(マクロ、マニュアルフォーカス時)
最大画像サイズ 3264×2448ドット(静止画)/640×480ドット(動画)
記録メディア コンパクトフラッシュ
ファインダー 電子ビューファインダー
液晶ディスプレイ フリーアングル機構付き1.8インチ13万4000画素高透過アドバンスト液晶
感度 オート、ISO 50/100/200/400相当
オートフォーカス AF測距センサーによる位相差検出方式とコントラスト検出方式、AF補助光付き
AFエリア 中央/5カ所(自動選択)/9カ所(手動選択)
シャッタースピード 1/3000〜8秒、10分までの長時間露出
撮影モード オート/シーン(15種類)/プログラムオート(P)/シャッター優先オート(S)/絞り優先オート(A)/マニュアル露出
露出補正 ±2EV、ステップ:1/3EV
測光方式 256分割マルチ測光/中央部重点測光/スポット測光(中央部)/AFスポット測光
ホワイトバランス オート、プリセット、マニュアル6種類
連写 H:約2.3コマ/秒、L:1.2コマ/秒
バッテリー リチウムイオン充電池
サイズ 113(幅)×75(奥行き)×82(高さ)ミリ
重量 400グラム(本体のみ)
予想実売価格 11万円程度
発売日 10月1日

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