キヤノン、インクジェットプリンタのデザインを一新。9機種を発表

» 2004年09月28日 13時00分 公開
[今藤弘一,ITmedia]

 キヤノンは9月28日、インクジェットプリンタの新シリーズ「iPシリーズ」9機種を発表した。キューブ型を基調としたデザインに変更され、上位モデルは自動両面プリントおよび前面給紙に対応したのが特徴だ。

新たに採用されたキューブ型のデザイン

 給紙は、本体に配置された「給紙切り替えボタン」による切り替えや、ドライバで設定した用紙サイズに従って前面、背面での印刷を指定できるほか、用紙なし時に自動的に切り替えて印刷させることも可能だ。自動両面プリントは、プロフォトペーパーを含むすべての同社製用紙に対応する。

 なお、CD/DVDメディアへのレーベル印刷用トレイガイドは本体に内蔵。トレイを差し込めばすぐにプリントできるようになった。

 また、「ChromaLife100」というシステムが採用され、今回のモデルより採用された新インク「BCI-7シリーズ」と、すべての同社製純正写真用紙による組み合わせでアルバム保存100年となったほか、プロフェッショナルペーパーとの組み合わせでは耐光性30年、耐ガス性10年を達成した。

 プリンタヘッドも一新され、「FINE」と呼ばれる1200dpiの解像度を持つ高密度のプリントヘッドにより、上位モデルの「iP8600」では6144ノズル(768×8)を達成している。なお、フチなし印刷時に利用されていたノズル数を、これまでの128ノズルから256ノズルに増加させ、フチなし印刷の速度を向上した、としている。

8色対応のハイエンドモデル――iP8600

 iP8600は、A4対応プリンタの最上位モデル。ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、フォトマゼンタ、フォトシアンのほか、レッドおよびグリーンのインクを採用している。モノクロでは毎分17枚、カラーは毎分15枚の高速印刷が可能で、L版フチなしプリントは23秒で印刷できる。

iP8600

 インクのドロップサイズは2ピコリットルで、解像度は4800×2400dpi。自動両面プリントに対応するほか、CD/DVDレーベル印刷も可能。USB 2.0に対応し、PictBridge用のコネクタも配置されている。ChromaLife100に対応。

 iP8600は10月上旬の発売予定で、店頭予想価格は4万5000円前後。

 なお、下位モデルの「iP8100」は、iP8600からグリーンインクを除いたモデル。こちらはL版でのフチなしプリントは25秒。iP8100は11月下旬の発売予定で、店頭予想価格は3万5000円前後。

iP8100

ミドルクラスには無線LAN対応モデルも

 実売2万円〜3万円台のミドルクラスとしては5機種を発表。「iP7100」はブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、フォトマゼンタ、フォトシアンの6色インクモデルで、ChromaLife100に対応。4800×2400dpiの解像度を持ち、自動両面プリントとCD/DVDレーベル印刷が可能だ。

iP7100

 iP7100は10月上旬発売予定で、店頭予想価格は3万円前後の見込み。

 「iP6100D」はダイレクトプリントに特化したモデル。2.5インチの液晶モニタが採用されており、メモリカードスロットはコンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティック、SDメモリーカード用のスロットを配置。専用アダプタにより、xD-ピクチャーカードやメモリースティック DUOも利用できる。

iP6100D

 iP6100Dはブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、フォトマゼンタ、フォトシアンの6色インクを採用。ChromaLife100に対応する。インタフェースはUSB1.1、PictBridge用のコネクタのほか、IrDA1.2対応ポートも配置されており、「プリンタビーム」での携帯電話画像も印刷できる。自動両面プリントに対応し、CD/DVDレーベル印刷も可能。

 iP6100Dは10月上旬発売予定で、店頭予想価格は3万円前後の見込み。

 「iP4100」はブラック、シアン、マゼンタ、イエローに加えて、顔料系のブラックインクを搭載。ChromaLife100に対応する。自動両面プリントおよびCD/DVDレーベル印刷が可能。解像度は4800×1200dpi。

iP4100

 iP4100の発売予定日は10月上旬。店頭予想価格は2万5000円前後。なお、IEEE802.11gの無線LANと、有線LANに対応する「iP4100R」も発売される。こちらは11月上旬発売予定で、店頭予想価格は3万円前後の見込み。

 「iP3100」は店頭予想価格が2万円前後とコストパフォーマンスに優れるプリンタ。顔料系ブラックと、染料系シアン、マゼンタ、イエローの4色が採用されており、ChromaLife100に対応。自動両面印刷およびCD/DVDレーベル印刷もできる。解像度は4800×1200dpi。発売は10月上旬の予定。

iP3100

低価格モデルも前面給紙に対応

 低価格モデルの「iP2000」および「iP1500」は、ChromaLife100には対応しないが、新たに開発された高密度ヘッドFINEを搭載する。解像度は4800×1200dpi。なお、iP2000は前面給紙に対応する。インクはブラック+カラー一体型タンクが採用されている。

iP2000
iP1500

 iP2000、iP1500ともに10月上旬発売予定。店頭予想価格はiP2000が1万5000円前後、iP1500が1万円前後。

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