親思いの息子より親へ贈る1本のソフト――「ジャストホーム3 銘品工房」(1/2 ページ)

» 2004年10月26日 08時00分 公開
[柳谷智宣(アバンギャルド),ITmedia]

「パソコン教えて欲しいんだけど」――親にこう言われたことはないだろうか。

 親にPCの使い方を教えるのは、互いに遠慮などもないだけに第3者に教えるよりも難しいことがある。しかもそういう時に限って忙しく、いちいち手取り足取り教えてあげられないことも多い。そんな親不孝なことを思っていたときに、ちょうど登場したのがジャストシステム「ジャストホーム3 銘品工房」(以下、銘品工房)だ。

photo 「55歳からのパソコン活用ソフト」ジャストホーム3 銘品工房と、付属される詳細テキスト「虎の巻」

 銘品工房は、シニアユーザーの要望を存分に取り入れ、シニアユーザーが便利に簡単に使えるよう設計されたというシニア向け「全部入り」ソフトである。

 価格は1万500円、同社の直販サイト「Just my shop」では8925円で発売されている(2004年10月現在)。すでに「ジャストホーム3」を所持するユーザーは「銘品工房パック [ジャストホーム3用] 」が3990円。「ジャストホーム2」以前のユーザー向けにはバージョンアップ版が7140円で用意されている。

 果たしてこれを親にプレゼントし、「とりあえずこれ使っておけば?」とお任せできうるものか、実際に使って試してみた。

悩ませず自分だけで、いかに「やりたいことができるか」が重要

 シニアユーザーや初心者が一番望むのは、PCそのものや、その使うソフトで、そもそもうるさいことを言われず(表示されるダイアログなども含む)、とにかく悩まず手軽に目的が達成できることだ。PCで、写真の編集や年賀状の作成などができることこそはとりあえずは知っていたとしても、結局それぞれの機能を備えたソフトを用意し、それぞれを使いこなすことができないことも多いという。

 銘品工房には、ジャストシステムがリリースする各種ソフト、ワープロ、表計算といったものから、写真アルバムソフトやはがき作成ソフトといった趣味的なもの、そしてタイピング練習ソフトまで一まとめになっている。ここがポイントの一つとなる「全部入り」だ。

ジャストホーム3 銘品工房に搭載されるソフトとその機能
一太郎Homeワープロ
三四郎Home表計算
デジコレ画像管理
写真スタジオ画像加工
文字スタジオタイトル作成(文字を加工しタイトル画像風にするもの)
フォトシアターデジカメ用電子アルバム
カラメルメール
eタイムカレンダー・スケジュール
ラベルマイティHomeラベル作成
楽々はがき年賀状・はがき作成ソフト
キーボードファイターDXタイピング練習

 もちろんソフトがたくさん入っていることそのものが重要なのではなく、シニアユーザーが「何をしたいか」がこれだけで解決できるよう、あくまで一つのソフトと見えるようなメニューインタフェースとなっている。

photo ジャストホーム3 銘品工房のメニューインタフェース。メーカー製PCに付属するような専用ソフト起動メニューと似ている

「見ながら操作できるのが安心」という声から、手取り足取りなテキストが付属

 銘品工房は、すでに発売されている「ジャストホーム3」に、シニアユーザーの意見や要望を取り入れたことが特徴であるが、何がシニア向けなのかの理由の一つとして、「これでできること」を「完成するまで」、手順を一つひとつ解説したA4版のフルカラーテキスト冊子「虎の巻」が付属することである。

photo 銘品工房に付属されるテキスト「虎の巻」。A4サイズの冊子で、画面も文字も大きく、ポイント・ステップごとに工程を確認しながら操作できるように工夫されている
photo 冊子に直接「メモ」ができるよう、各ページはあえて余白が多めにとられているという

 もう一つ、A2サイズの大きなソフトインストールまでのセットアップガイドも同梱されること。このガイドでインストールまでの手順を確認しながら作業できるので、シニアユーザーでも次にすべきことが把握しやすい。これはメーカー製PCを購入したときなどに同梱されるものに似ている。

photo フルカラーのA2サイズの導入マニュアル「かんたん!セットアップガイド」(右上のたばこはサイズ比較用)。裏表に大きな画面と文字でインストール手順が解説されている

 最近は不親切なマニュアル、いやマニュアルはPDFファイルのみで提供したり、オンラインマニュアルのみで提供する場合も多くなっている中で、この気配りは頼もしい。

「何をするか」と具体的に選べるメニューインターフェース

 銘品工房の操作メニューは、巨大なアイコンが並び、「何をするか」というシチュエーション別に選べるインタフェースが特徴となってる。

photo ジャストホーム3 銘品工房のガイドメニュー。上部の「デザイン・設定」ボタンでデザインや効果音のカスタマイズもできるようになっている

 それぞれのソフトでの作業中も、作業したい部分をなんとなくダブルクリックすれば該当する操作へ、それを感じさせずにシームレスに移行するような工夫がなされている。

 例えば、アルバムの表紙の文字をダブルクリックすれば文字入力フォームが表示されたり、画像を管理するツール「デジコレ」で、写真をダブルクリックすれば、画像加工のためのツール「写真スタジオ」が起動するといった感じとなる。

 そして、メニューバーから該当する操作を選択するといった作業の必要がないのは、シニアユーザーやビギナーにはより分かりやすいのだという。「虎の巻」を見ても、「ファイル」や「編集」など通常のメニューからの操作はほとんどないのが特徴的だ。確かに、専門用語的な文字による認識より、具体的なアイコンによる絵的な認識のほうが印象に残りやすいことだろう。

自動画質調整や写真のキズ取り機能など、かなり高機能な写真メニュー

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