プレクスターは高性能かつ堅実な動作、そしてオーディオ機能などにもこだわる「こだわりユーザー」好みの製品を送り続けている。その同社がリリースする16倍速DVD記録/DVD+R DLに対応した内蔵DVDデュアルドライブ、それが「PX-716A」だ。
同社の4代目となった記録型DVDドライブ製品であるが、まずはデザイン面から見ていこう。
今回はシャシーを一新し、奥行き170ミリと短いサイズになった。内部スペースにゆとりの少ないブック型薄型ケースやキューブ型ケースにも向いたものとなっている。奥行きが短い製品としてLITE-ON「SCHW-812S」などが挙げられるが、比べてみるとほとんど同一であった。
また、従来は限定モデルなど発売されることもあったブラックカラーのベゼルが同梱されるため、ケースカラーに合わせて付け替えることも可能となっている。
次は最も気になるであろう、記録性能や機構をチェックしていく。
まず、心臓部となるピックアップは、従来使われているメカニカルチルト機構(市販されている多くのドライブはこれのみを採用する)に加え、液晶チルトを併用する独自技術である「Intelligent Tilt」機構を採用した。
これにより、記録時の阻害要因となるディスク面の傾きや収差を最小限に押さえ、高速回転におけるディスクの挙動を動的に把握し制御することで高品位な記録が行える。
そしてDVD+-R記録は、16倍速書き込み時にはフルCAV方式、それ以下の速度時には設定速度でCLVに変化するP-CAV方式を採用する。DVD+RW記録もファームアップデートにより8倍速記録対応(P-CAV)となる予定、DVD+R DL記録は4倍速CLV、DVD-RW記録は4倍速CLV、そしてDVD-R DL記録にも後日アップデートにより対応予定となっている。
大小さまざまな容量のファイルやフォルダを適当に混ぜた約4.3Gバイト分のファイル群を、DVD+Rメディアに記録してみた。記録終了まで時間と平均速度は以下の通り。
記録速度設定 | 記録速度設定 | 平均書き込み速度 |
16倍速 | 5分49秒 | 11.78倍速 |
12倍速 | 6分25秒 | 10.25倍速 |
8倍速 | 8分23秒 | 7.85倍速 |
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