プラネックス、最大108Mbpsに対応する無線LANルータ

» 2005年02月17日 16時09分 公開
[ITmedia]

 プラネックスコミュニケーションズはこのほど、データの分割送受信技術「True MIMO」により最大108Mbpsの無線通信に対応したブロードバンドルータ「BRC-W108G」、およびTrueMIMO対応の無線LANカード「CQW-NS108G」を発売した。価格はオープン、予想実売価格はBRC-W108Gが2万6800円、CQW-NS108Gが1万2800円(いずれも税込み)。

photo BRC-W108G

 BRC-W108Gは、複数のアンテナによってデータを分割して送受信するAirgo Networks製True MIMO技術を採用したIEEE802.11b/g対応無線ブロードバンドルータで、複数のアンテナで同時にデータを分割して送受信し、それを復号することで理論値最大108Mbpsのスループットを実現する。

 VPNゲートウェイ機能をサポート、通信パケットを暗号化することでセキュアな通信を可能とする。フレッツ・ADSLやBフレッツなど、複数のグローバルIPアドレス提供サービスにも対応するほか、Dyamic DNSサービスにも対応する。

 セキュリティ面では、SPIによる不正アクセス検出機能を搭載。SPI(ステートフル・パケット・インスペクション)は、送出したパケット情報から戻りパケットの予測と整合性のチェックを行なうことで、パケットの通過や破棄を決定する機能で、これによってWAN側からの不正アクセスを検知し、遮断を行なうことが可能となる。

 スイッチングハブ機能を内蔵、LAN側に4ポート(10BASE-T/100BASE-TX)を搭載する。本体サイズは32(幅)×150(奥行き)×184(高さ)ミリ(アンテナ部のぞく)、重量は約950グラム。

photo IEEE802.11b/g準拠無線LAN PCカード CQW-NS108G

 CQW-NS108GはTrue MIMO対応のIEE80211b/gに準拠した無線LANカードで、BRC-W108GなどTrue MIMO対応機器と組み合わせることにより高速転送を実現する。対応OSはWindows 2000 Professional/XP。

 また、無線LANカードCQW-NS108Gと無線LANルータBRC-W108Gをバンドルしたセットモデル「BRC-W108G-PK」も同時発売となる。価格はオープン、予想実売価格は3万4500円(税込み)。

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