Endeavor NT9000pro(NT9000pro)は、エプソンダイレクトノートPCのラインアップでもっともハイエンドに位置する新しいシリーズ。これまでのハイエンドモデル「Endeavor NT7200Pro」はよりメインストリームよりのポジションにシフトする。
CPUやメモリ、HDD容量はBTOで選択可能。CPUはPentium M 770から同730の間で、メモリもDDR-533を512Mバイトから2Gバイトの間でそれぞれ指定できる。HDDも高速の5400rpmデバイスを30〜80Gバイトで選べる。
CPUで選択できるのがFSB 533MHz対応であることから分かるように、チップセットはPCI Express対応のIntel 915 PMを採用。グラフィックスチップはGeForce Go6600を搭載し、BTOでビデオメモリを64、128Mバイトから選ぶことができる。
液晶ディスプレイもBTOで15.4インチのワイドパネルと15インチの4:3比率のパネルが用意される。15.4インチ液晶パネルの最大解像度は1920×1200ドット、15インチ液晶パネルで1400×1050ドットと超高解像度を誇る。
NT9000proは液晶ディスプレイの上に光度計を搭載し、周囲の明るさに合わせて液晶パネルの輝度を自動で調整する機能をサポートする。
筐体のサイズは幅357×奥行き276×厚さ35ミリと大型化したため筐体強度を維持するために、内部フレームにマグネシウムを採用。CPUやGPUに高性能パーツを搭載したため、筐体内部にはファンを2つ搭載してマグネシウムフレームで筐体全体に熱を拡散し筐体を使って効率よく放熱する。そのため、ファンの回転数を抑えて発生音を低くしている。エプソンダイレクトの説明では、発生する騒音はNT7200Pro以下となっている。
本体内蔵の光学ドライブには2層式DVD+R対応DVDスーパーマルチドライブが選択可能。さらに、着脱式のモジュラーベイが用意され、セカンドHDDやセカンドバッテリーを装着できる(ただし、セカンドHDDを搭載してもRAIDには対応しない)。
ユニークなのは、従来のPCカード(Type)スロットに加えて、PCI Expressに対応した新しいカードインタフェース規格「Expressカード」スロットが1つ用意されているところ。幅34ミリ、もしくは54ミリのExpressカードを1枚挿入できる。
製品名 | Endeavor NT9000 Pro |
CPU | Pentium M 730 〜 770 |
メモリ | DDR2-533/512Mバイト〜2Gバイト |
HDD | 30〜80Gバイト |
グラフィックス | GeForce Go6600 |
光学ドライブ | コンボ、または2層式DVDスーパーマルチ |
ディスプレイ | 15.4インチ、もしくは15インチ |
無線LAN | IEEE 802.11 a/b/g(オプション) |
カードスロット | PCカードTypeII×1、Expressカード(34/54)×1 |
主なインタフェース・付属品 | USB2.0×5、IEEE1394×1 |
OS | Windows XP HomeEdition SP2、または同Professional SP2 |
バッテリー駆動時間 | 約4時間 |
本体サイズ | 幅357×奥行き276×厚さ35ミリ |
重量 | 約3.1キロ(バッテリー搭載時) |
最小構成価格 | 17万6400円(15.4インチ液晶モデル) |
出荷開始 | 3月上旬 |
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