“使いこなせばお買い得”――そんな、ちょっと変わったPCパーツを販売している「挑戦者」ブランドから、20インチの液晶テレビ「FTV-201」が登場した。もちろんPCディスプレイではなく、れっきとしたテレビなのだが、PCユーザーの利用シーンにもマッチしたスペックと価格が魅力だ。
「挑戦者」といえば、初期不良以外のサポートは“なし”という潔さで、低価格&通好みのPCパーツを販売しているブランドだ。怪しいパーツを扱うことにかけては、「玄人指向」とともに“双璧”をなす。しかし、家電のFTV-201は、当然ながら完成品(実は、現物が届くまで少し不安だった……)。これなら、PCパーツのように相性問題なども発生しないし、また今回はマーケティングリサーチを兼ねる例外的な位置付けのため、一般の家電製品と同様の1年間保証が付く。まずは安心していい。
さて、箱から出てきた液晶テレビは、そんなに挑戦的ではなかった。デザインとしては、PCディスプレイではなく、あきらかにテレビ。最近は20インチで大型とはいわないだろうが、プライベートルームはもちろん、家族が集まって視聴するのにも十分耐えうる画面サイズだ。ただ、メーカー名などの情報がどこにも表示されていないあたりが“挑戦者”っぽい。
スペックをおさらいしておくと、液晶パネルは4対3の20.1V型。500対1のハイコントラスト、16ミリ秒の応答速度、450カンデラの液晶パネルを採用しており、視野角も上下120度、左右160度と広い。スペック的に見ても、間違いなくPCディスプレイではなく、液晶テレビだ。
液晶画面は、光沢のある、いわゆる“ツルツル液晶”。画面下部にステレオスピーカーを配置し、本体に8つの操作ボタンを備えている。各種の設定操作も、とくにやりにくさを感じる部分はない。シルバーを基調としたデザインも、リビングルームなどに違和感なくとけ込むだろう。
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