「素うどんノートを喰っちゃいますね」──ソーテック「WinBook WV710」を試食する(1/2 ページ)

» 2005年03月30日 21時51分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

15インチ液晶搭載のリーズナブルなA4ノートPC

 WinBook WV710(WV710)は15インチ液晶を搭載したA4ノートPCである「WV」シリーズのローエンドモデルだ。「WV」シリーズにはベースモデルが3モデル準備されているが、基本スペックの違いは光学ドライブのみ。WV710がCD-ROMドライブになのに対し、WV730はDVD-ROMとCD-RWのコンボドライブ、WV750は記録型DVDドライブを装備するのがハードウェアスペックにおける唯一の違いだ。

8万ノートなんかメじゃない、脅威の6万円台ノートPC「WinBook WV710」

 WV710が注目されるのはやはりその価格。OSにWindows XP Homeを導入して、6万9800円という価格を実現している。コンボドライブのWV720でも8万4800円と十分リーズナブルなのだが、やはり7万円を切ったWV710のインパクトは強い。Windows XP HomeのOEM価格はおそらく1万円は切っているだろうが、それでもハードウェアの価格は6万円ちょっとということになる。

 同社にはスタンダードサイズのA4ノートPCとしてもう1つのラインナップ「WH」シリーズがある。ITmediaでもリーズナブルな「素うどん」ノートPCとしてすでに紹介している。

 「WV」シリーズは「WH」シリーズより概ね5000円安い価格に設定されているのに、液晶ディスプレイのサイズは一回り大きい15インチ。さらに「WH」シリーズにはないCD-ROMドライブモデルを準備することで、さらに値ごろ感を出ているわけだ。

WinBook WVのラインアップは3種類(アプリケーションの有無でさらに2モデル)。ここでいう「6万円台ノート」とは最も廉価タイプのWV710であるが、上位モデルとの違いは光学ドライブがCD-ROMであることぐらい。CPUのクロックやメモリ、HDDの容量は3モデルとも同じなのである

 さらにいうならば、WV710のスペックに「コストを抑えるためのムリ」がない点も評価したい。例えば低価格を前面に押し出すために、Windows XP採用モデルでありながらメインメモリの標準容量が128Mバイトで販売されるPCも大手直販PCメーカーで見かけることがある。

 実際にWindows XPを利用しているユーザーなら分かると思うが、128MバイトのメモリでははっきりいってWindows XPは使い物にならない。WV710はWindows XPを実用的に使える256Mバイトメモリを標準で搭載している。

 WV710はCPUにAMD Sempron 2600+、ビデオ機能を統合したチップセットにSiS M760を採用している。この主要パーツの違いがCeleron MとIntel 855GMを組み合わせた「WH」シリーズと大きく異なる点で、かつ、さらなる低価格を実現できた理由の1つだろう。

 主要パーツをインテルからAMD対応に変更したのと引き換えに、バッテリー動作時間は「WH」シリーズの3.1〜3.9時間から2.2〜2.4時間と短くなっている。もっともスタンダードサイズのA4ノートは「省スペースPC」としての性格付けが強いわけだから、バッテリー動作時間が需要な欠点とはならない。

背面のパネルと取り外すと、基板が大胆に姿を見せる。Sempron 2600+に対応する冷却機構はヒートレーンが大掛かりに見えるものの、ヒートシンクやクーラーのサイズはさほど大きくない。薄い筐体が実現したのもうなずける

価格を感じさせないシャープなデザイン

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月08日 更新
  1. モジュール型ミニPC「Khadas Mind」をSurface風に変貌させる拡張ディスプレイ「Mind xPlay」レビュー (2026年05月06日)
  2. 思い出のビデオテープをPCなしでデジタル化できる「サンワダイレクト 400-MEDI034」が21%オフの2万5920円に (2026年04月30日)
  3. まるで工芸品な3kg超のアルミ塊! 官能的すぎる“磁気×メカニカル”なキーボード「Lofree Hyzen」を試す (2026年05月07日)
  4. VAIO事業が絶好調のノジマ、第4四半期の出荷台数は過去最高に 「AI PC」需要で次期も成長を見込む (2026年05月07日)
  5. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  6. Macの容量不足をThunderbolt 5で解決! 80Gbps対応SSDケース「D1 SSD Pro」で爆速ローカルLLM環境を作る (2026年05月07日)
  7. ビジネスPCみたいな14型ボディーにRTX 5060とRyzen AIを詰め込んだ“本気”ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A14 (2026)」を試す (2026年05月06日)
  8. デスク充電環境刷新のチャンス! 最大240Wの高出力「Anker Prime Charging Station (8-in-1, 240W)」が25%オフの1万4990円に (2026年05月06日)
  9. バッテリー残量を%表示できる「Ewin 折りたたみ式Bluetoothキーボード」が10%オフの6632円に (2026年05月06日)
  10. Gemini搭載で月額1500円のパーソナルAI健康アドバイザー「Google Health コーチ」発表 FitbitやPixel Watchで個々人に最適なインサイトを提供 (2026年05月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年