レビュー
» 2005年04月14日 18時00分 UPDATE

1万円ほどで買える双方向通信対応プリントサーバ――コレガ「CG-FPSUBD」 (1/3)

家庭内LAN、そしてプリンタの多用途多機能化に伴い、家庭内におけるプリンタを共有できるプリントサーバ機器が結構人気だ。1万円ほどという低価格さ、そして双方向通信に対応したタイプというのがポイントだ。今回はその条件を満たす、コレガ「CG-FPSUBD」を試してみた。

[石川ひさよし,ITmedia]

 昨今、プリントサーバ機器におけるニーズの多くに、安価さ、そして双方向通信に対応することが挙げられる。

 一般的に、1万円以内で販売されているプリントサーバ製品の多くは単方向通信のみに対応するものがほとんど。家庭内LANでの使用において、プリンタを共有し印刷(PC→プリンタへのデータ送信)はできるが、プリンタ側で提供されている機能、例えばインク残量の確認(プリンタ→PC)や複合機におけるスキャナ機能の操作やメモリカードリーダー機能などが利用できない。

 そのようなわけで、多機能プリンタの機能を損なうことなく、家族みんなでそれを共有しようというならば、双方向通信対応に対応した製品が望ましい。今回試したコレガ「CG-FPSUBD」は、1万円台というそこそこ安価な価格で、この双方向通信機能を実現したプリントサーバだ。

photo コレガ「CG-FPSUBD」。実売価格は1万円前後(ITmedia Shoppingで最安値をチェックする)

 CG-FPSUBDは、100(幅)×80(奥行き)×28(高さ)ミリというコンパクトな筐体にUSB×1とLAN×1、ACアダプタ接続端子、設定リセット用のボタンが備わる。

photo 搭載インタフェースは、左からLAN、USB、ACアダプタ用端子が、その奥に設定初期化用スイッチがある

設置も容易。LANハブに接続するだけ

 CG-FPSUBDの導入は、既存のLAN環境に接続して利用するのが一般的だ。今回はルータを頂点とし、DHCPからIPアドレスを割り振る形式の一般的な家庭内LAN環境にて、そのインストールからプリントアウト、そして双方向通信のテストを行った。検証に使用したプリンタは、複合機モデルであるキヤノン「PIXUS MP390」だ。

 配線作業は、LANハブにCG-FPSUBDを、CG-FPSUBDとUSB接続にてプリンタを設置するだけ。そしてユーティリティーツールを付属のCD-ROMよりインストールする。CD-ROMメニューには3つの項目があり「PS Setup II」と「PS Admin IV」、そしてマニュアルが用意されている。

photo MACアドレス(ネットワーク機器ごと持つ固有のアドレス)を自動で認識する

 まずは「PS Setup II」をインストールし、プリントサーバを認識する作業を行う。このツールによりプリントサーバのMACアドレスを検索し、表示された結果からCG-FPSUBDを選択する。その後、IPアドレスの割り振り方の選択に移るが、ルータのある環境などではDHCPによる自動割り振りに任せておけばいいだろう。もちろん固定IPアドレスを直設定することもできる。

photo プリントサーバ経由で接続したプリンタも認識した

 続いて「PS Admin IV」をインストールする。これはプリントサーバとの接続を確立するユーティリティツールで、起動するとプリンタが認識される状態になる。これによりプリンタをネットワーク越しに利用可能となるという仕組みのようだ。なお、今回はインクジェット複合機である「PIXUS MP390」を用いたが、プリンタドライバ以外にも、スキャナとFAXドライバも正常にインストールされた。

 なお、CG-FPSUBDに割り振られたIPアドレスをブラウザに入力することで、よくあるブロードバンドルータの設定画面のような管理画面にアクセスできる。ここではステータス確認のほか、IPアドレスの固定割り当てや管理者パスワードの変更、特定IPアドレスの許可/拒否設定など、より細かな設定が行える。セキュリティ設定は環境に合わせて設定するとよりよいだろう。

photo IPアドレスごとないし範囲指定にて利用許可/拒否の設定もできる

一般家庭内ユーザーならば十分な性能。しかしハイアマチュア以上はスピードが気になるかも

       1|2|3 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.