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» 2005年09月06日 10時00分 UPDATE

TVキャプチャーカード:DivX+おまかせ機能でバシバシ録画──H/W DivXエンコーダ搭載「PX-TV432P」を試す (1/5)

PCで録画し、多くのソースを保存した家庭内ビデオサーバにて配信するといった“PC録画派”の多くにとって、途中でDivXに変換してHDD容量を圧迫させない工夫をしているユーザーは多い。今回はそのような手間を大幅に省くべく、ハードウェアDivX録画が行える、プレクスター「ConvertX PVR PX-TV432P/JP」を試してみた。

[坪山博貴,ITmedia]

 プレクスターからハードウェアDivX録画対応のTVキャプチャーカード「ConvertX PVR PX-TV432P/JP」が登場した。DivX録画対応の同社製品としてはUSB外付けタイプの「ConvertX PVR PX-TV402U」に続く第2弾となるが、こちらはPCに内蔵可能なPCIタイプとなり、PX-TV402Uでは劣っていたといえる部分となる高画質化回路も昨今水準といえる性能を備えるなど、“PC録画派”にとっては注目度がかなり高い製品だ。

photo ConvertX PVR PX-TV432P/JP。実売価格は1万6000円前後(ITmedia +D Shoppingで最安値をチェックする)

リアルタイムDivX録画+高画質化回路を搭載

 PX-TV432Pの最大の特徴は、一般的なMPEG-2/1録画に加え、DivXでのハードウェアエンコード録画にも対応する点だ。DivX対応製品としての正式認証(DivX Video CERTIFIED)も取得しており、PC上だけでなくDivX対応の各種メディアプレーヤーなどでの再生互換性も保証されている。

 同社はすでにUSB2.0接続タイプのDivX録画外付けモデルもリリースしているが、こちらは同種の国内製品では事実上標準機能として位置付けられている「ゴーストリダクション」「3次元Y/C分離回路」といった2大高画質化機能が搭載されていなかったことで、DivX録画には惹かれるが、躊躇していたPC録画派も多かったのではないだろうかと思われる。しかしPX-TV432Pでは両回路を搭載し、さらにPCI内蔵タイプとなることでPCにすっきり収納させて利用することが可能になった。

 ゴーストリダクション/3次元Y/C分離回路は、共に定評のある、というかPC向け製品の多くに採用される日本電気製チップを採用する。3次元Y/C分離チップに用いられる「μPD64084」はデジタルノイズリダクションチップとしての動作も可能で、3次元Y/C分離機能とデジタルノイズリダクションのいずれかを選択して利用することもできる。この点は多くの競合製品と共通だ。

photo ゴーストリダクション/3次元Y/C分離チップが搭載された

 TVチューナーユニットには松下電器製が、ビデオデコードチップにはフィリップス製「SAA7133」とこちらも定番だ。この2つのパーツはTVチューナーとしての画質の傾向をほぼ決定付けてしまうが、いずれも発色のよさには定評がある。

 本製品の肝となるエンコードチップにはWIS Technorogy製「GO7007SB」。チップの仕様としてはMPEG-4 SimpleProfile、MPEG-2、MPEG-1、H.263、MotionJPEGと幅広い動画エンコード機能を備えるものだ。なお、音声エンコード機能は備えていないが、PCM/ADPCMの入出力に対応しており、当然映像と同期し、ズレのない音声出力を可能としている。エンコードチップとしてさしてメジャーではないだろうが、2003年頃からMPEG-4エンコードチップとしての採用は進んでおり、こちらは前述のPX-TV402Uにも採用されている。

photo デオデコードチップのフィリップス「SAA7133」(左)と、今製品の肝となるエンコードチップ、WIS Technorogy「GO7007SB」(右)

TV録画・視聴ソフトは「INFO.TV Plus」を採用。使い勝手は格段に向上

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