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» 2005年09月27日 21時23分 UPDATE

「簡単・きれい・長持ち」でホームプリントの進化を目指す──キヤノン新製品発表会

キヤノンは9月27日、インクジェットプリンタ「PIXUS」の新製品発表会を開催した。今回発表された7製品のテーマは、“ホームプリント”のさらなる進化。ショッププリントに負けない高品質プリントが実現した。

[塙恵子,ITmedia]

 インクジェットプリンタ市場では、年々複合機のニーズが高まりを見せている。買い換えるとしたら“複合機”と回答したユーザーは全体の58%を占めた。その背景として、消費者の多機能優先志向が挙げられる。一方で、本体サイズの大きさがネックとなり、いまだ根強い単機能機支持者もいるとのこと。

 そこで2005年のキヤノン商品テーマは「進化」。従来に引き続いた高性能化に加え、小型化を推進した。これまでその大きさゆえに、複合機購入に消極的だったユーザーにとっては、かなり手に取りやすい商品ラインアップである。「MP500」においては、2004年モデル「MP770」に比べて単純体積比約36%減、重量比約23%減と大幅な小型化が実現した。今年登場するインクジェット7機種のうち、4機種が複合機。昨年2機種だったことを考えると、力の入れ具合が分かる。「複写機世界マーケットNo.1企業として、フォトオールインワンに可能な限りの技術を盛り込んだ」とキヤノン取締役清水氏は話す。

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複合機シフトの進行を示す割合と複合機に求める機能の割合
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キヤノン取締役 インクジェット事業部 清水勝一本部長。「ホームプリント&コピーで新しい時代を切り開きたい」(清水氏)

 今回のほとんどの製品に前年の倍となる、「最高解像度9600dpi、最小1pl」を採用。粒状感やディテールの表現力が大幅に向上した。また、複合機へシフトするユーザーが、最も求める機能は「コピー」技術という統計から、同社は新機種に複写機のノウハウを最大限に投入した。写真は写真、文字は文字と自動に判別、写真では髪の毛、皮膚、目尻を忠実に現し、メリハリをつけることができるという「忠実再現」コピーに重点をおいた。これによって、限りなく原稿に近いコピーを手に取ることができる。「インクジェット界では浸透していない孫コピーさえも、忠実に再現する画像処理技術を入れた」と清水氏は自信を見せた。

 キヤノン販売の芦澤常務取締役は「ハイアマチュア層も一気にデジタル化しているため、入力の需要から出力も伸びている」と語る。同社は、ユーザーのデジタル技術の腕が上がったために、ホームプリントは確実に増加すると分析している。

 「ユーザーには、ホームプリントの簡単さは十分伝わっていても、そのきれいさが伝わっていない」と芦澤氏。ショッププリントの方が画質がよいという印象が強く、そのためにホームプリントとショッププリントの使い分けをしている消費者も多いという。コピー機能に絶対的な自信を持っている同社。芦澤氏は「簡単・きれい・長持ちならば“PIXUS”というイメージの浸透を図りたい」また、「年間の約40%を占める第4クォーターで、販売シェア50%以上を目指す」と語り、年末需要を盛り上げていく考えを示した。

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ホームプリンタ主流派が80%を占めるという
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キヤノン販売 芦澤光二常務取締役

 また、PIXUSのメインキャラクターとして4年連続長谷川京子さんを起用。自身も自宅でPIXUSを活用し写真プリントをしていると話し、そのクオリティの高さに感心していた。

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PIXUSメインキャラクター長谷川京子さん。CMで共演したダンサーと登場し、会場を沸かせた


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