米Dellは10月31日、同社第3四半期(8〜10月)の売上高が、当初予想よりも低い約139億ドルになる見通しだと発表した。これまでの予想では141億〜145億ドルを見込んでいた。非GAAPベースの1株利益は当初予想下限の39セントとなる見通し。
下方修正の一因として、米国のコンシューマー向け販売と英国の企業向け販売が予想に届かなかったことが響いたとDellは説明。今後はハイエンドの製品とサービスに改めて力を入れ、採算性の最適化に努めるとしている。
GAAPベースの1株利益は、約4億5000万ドル(1株当たり14セント)の経費を計上する影響で、25セントを見込んでいる。経費のうち約3億ドルは、あるベンダーの部品がDellのスペックを満たせなかったことに伴うシステムサービス経費となるが、この問題は旧バージョンのOptiPlexデスクトップのごく一部に限られると説明している。
Dellの第3四半期決算は11月10日に正式発表予定。
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