コンシューマ向けワイヤレスマウスとして世界初というワイヤレス双方向通信スマートマウス「MX610 Laser Cordless Mouse(MX-610)」がロジクールより発売された。
一般的にマウスはカーソル移動情報そのものや、ワイヤレス製品では電池残量などをPCに送信することはあっても、マウス側がPCから情報を受信するということはなかった。いわゆる単方向の通信である。対してこのMX-610は双方向通信機能対応としたのが特徴となっている。この機能はユーザーにどのようなメリットをもたらすのだろうか。
筆者の周りの(一般の)知人のなかにおいては、なんとなくだが仕事以外の用途においてPCでメールをしている者が少ない。PCを持っていても、プライベートな伝達事項はほとんど携帯電話のメールで済ませていることが多いという感じだ。基本的にいつも自分のそばにある携帯電話であるからして、携帯メールを送れば基本的には遅延なしに相手に届き、着信音やバイブレーションで着信を知らせてくれる。一方、PCのメールは定期的に受信できるものの、気がつけば届いているといった状況で使っていることが多いと思われるのである。もちろん音やメッセージウインドウで着信を知らせてくれる機能はあるが、職場で着信音がいちいち鳴ると迷惑かも、ということでオフにしている場合も多いことだろう。
というわけで、このPCでのメールをちょっと便利にしてくれるかもしれない機能がMX-610の持つ双方向通信だ。双方向通信というとやや難しい機能のような気がしてしまうが、いちばん分かりやすいこととしては新着メール受信に合わせてマウス本体のLEDが光り、着信を告知してくれるというものである。
これを使えば職場の同僚に迷惑をかけることもなく、しかも受信時にはしっかりと知らせてくれる。ちなみにPCではメール以外にもコミュニケーションツールはいくつもある。とくに利用されているのはインスタントメッセンジャーソフトだが、こちらもたとえば友達が入ってきた時やメッセージが届いたときにはにはメッセンジャー用のLEDにより告知してくれる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.