サスライトが「USBデバイスの自動起動特許」を取得

» 2006年03月03日 17時35分 公開
[ITmedia]

 サスライトは3月2日、「USBメモリ/デバイス等の自動起動特許(以下、自動起動特許)」を取得したと発表した。名称は「着脱式デバイス及びプログラムの起動方法」(特許第3767818号)と、「着脱式デバイス」(特許第3766429号)の2つで、これによりUSBメモリをPCに挿すと自動的にプログラムが起動する部分での特許が認められる。

 同社はこれらの特許を2002年10月に出願(特許第3766429号は第3767818号を原出願とする分割出願)し、それぞれ2006年2月10日、同2月2日に取得。また、同技術を採用した製品「SASTIK - 0MB」を2005年1月より販売している。SASTIK - 0MBは、PCに挿すと自動的にプログラムを起動し、サーバから専用アプリケーションをダウンロードするUSBメモリーデバイス。同製品をPCに挿すだけで、外出先でもクライアントに依存せず、パスワード認証やメール、ファイル管理機能などを利用できるのが特徴だ。

 なお、同種の製品で当該特許の技術を使用しない場合は、「自動起動しない」「事前にクライアントPCへの設定が必要」としているが、その対象は「USBデバイスなどの着脱デバイス」と広範囲にわたる。今回の発表に関して同社は、すでに多くの企業から反応があったとし、今後も「広く協業できるメーカーを呼びかけたい」とコメントしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月16日 更新
  1. 使って分かったM4チップ搭載「iPad Pro」のパワフルさ 処理性能とApple Pencil Pro/Ultra Retina XDRディスプレイ/新Magic Keyboardを冷静に評価する (2024年05月14日)
  2. 新型「iPad Pro」が見せる未来の夢と「iPad Air」が見せたバランス感覚 実機を試して分かったiPad購入ガイド (2024年05月14日)
  3. 2台のPCを“直結”して高速データ転送と画面共有を実現――Intelが「Thunderbolt Share」を発表 対応製品は2024年後半に登場予定 (2024年05月16日)
  4. FMVの富士通クライアントコンピューティングが2種類の周辺機器を発売 「27型ワイド4Kディスプレイ」と「ワイヤレス静音キーボード」 (2024年05月14日)
  5. AMDが内蔵グラフィックス非搭載の「Ryzen 7 8700F」など2製品を発表 (2024年05月15日)
  6. ワコムの有機ELペンタブで快適手書きメモライフ! 絵描きではないビジネスパーソンが「Wacom Movink 13」を試したら (2024年05月14日)
  7. キヤノンMJ、PCレスでのスキャンやデータ送信も可能なネットワークスキャナー「ScanFront 400II」 (2024年05月14日)
  8. Arloブランドの「Essential屋内用カメラ(第2世代)」を試す Ringの屋内カメラとの違いは? (2024年05月15日)
  9. 絵文字のルーツはシャープの電子手帳? AIoTクラウドが日本の製造業を支援する理由 (2024年05月15日)
  10. ASUSが「新しいAI PC」を5月21日午前3時(日本時間)に発表 Snapdragon X搭載? (2024年05月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー