今週木曜に、EPoX製マザーボード「EP-8NPA SLi」がアキバ複数のショップに入荷した。価格は1万4000円弱で、在庫はやや少数。
EP-8NPA SLiはnForce4 SLIを搭載し、Socket 754対応マザーで初となるSLI構築が可能なマザーボードだ。正式対応するCPUはSempronとAthlon 64となるが、保証外ながらTurion 64でも動作するという話がいつくかのショップで聞かれているところは興味深い。
入荷した高速電脳は「CrossFireに比べてSLIはCPUに依存する比率が低い傾向にあります。そのため低価格帯のCPUであってもGPUの性能さえ高ければ、まずまずのパフォーマンスが期待できます」と話す。
製品 | EPoX「EP-8NPA SLi」 |
入荷ショップ | |
パソコンショップ・アーク | 1万3780円 |
高速電脳 | 1万3980円 |
ツクモeX. | 1万3980円 |
このEP-8NPA SLi、店頭にて注目を集めてはいるものの、残念ながら今現在は直接売れ行きに結びついていないと嘆くショップもあった。「ローエンド向けのSocket 754マザーでSLIを構築しようと考えるユーザーは、Turion 64を使うようなオーバークロッカーが多いです。ところがTurion 64自体の人気が最近落ちついてしまい、全体的なニーズが少なくなってきてしまいました。非常におもしろい製品なのに、ちょっとタイミングが悪かったかもですね」という。
その背景にはIntel Core Duoがある。アキバの各ショップでは、同CPU対応マザーの展示が行われ、登場を待ち望むユーザーの声は日々増えている。ちなみにIntel 945GT/ICH7-M搭載のAOpen製マザーは入荷予定が少し延び、3月中旬から3月末に登場するようだ。
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