では、改めて内部をチェックしてみよう。今回の評価機はIntel 915GM+ICH6-MチップセットとCreative Sound Blaster Live! 24-bitチップをオンボード搭載するSocket 479マザーボードに、Pentium M 740(1.73GHz)、512MバイトPC2-4200 DDR2 SDRAM(256Mバイト×2)、80GバイトSerial ATA HDDを1基、2層DVD±R記録対応のDVD±RWドライブを搭載する。
CPUの冷却には「ICE(Integrated Cooling Engine)」と呼ぶ、ヒートパイプと後方に伸びたヒートシンクで構成する同社独自の冷却システムを採用する。ヒートシンクは本体内部にある唯一のファンの直後に配置し、騒音レベルを低く抑えながら、この1基のファンだけで効率よく冷却する仕組みだ。
ストレージ用インタフェースはParallel ATAを1基とSerial ATAを2基、グラフィックス機能はIntel 915GMチップセット内蔵のIntel GMA900となる。ほかPCI Express x16とPCI Express x1も備え、PCI Express x16接続タイプのグラフィックスカードを増設することもできる。BTOメニューにはGeForce 6600 GT/128Mバイト(プラス1万6800円)やRADEON X700/256Mバイト(プラス1万2705円)のグラフィックスカードが用意され、これらグラフィックスカードを搭載することによりゲームPCにも展開できうるだろう。
拡張ベイは3.5インチベイを2基(うちシャドーベイ1基)、5インチベイを1基備える。評価機では外部3.5インチベイにメモリカードリーダー、シャドーベイには3.5インチHDD、5インチベイには2層DVD±R記録対応のDVD±RWドライブが装着され、拡張ベイはすべて埋まっている。
もっとも、静音性を大きな特徴とする小型のPCであるためにガンガン拡張するものでもないと思われるが、昨今HDD容量が80Gバイトではやや頼りないので、もう少し容量の多いHDDをあらかじめ選択しておきたいところだ。BTOメニューからは200GバイトのSerial ATA HDD(プラス4510円)が選べる。
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