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2006年04月19日 11時27分 更新

山谷剛史の「アジアン・アイティー」:

「揚天」に「旭日」──レノボ“中国”最新PCラインアップは面白い (1/3)

レノボがIBMのPC部門を買収して1年が過ぎた。日本向けのオリジナルPC「レノボ3000シリーズ」をリリースするなど、ようやく自分らしさを出してきたレノボであるが、地元中国におけるラインアップはちょっと事情が異なるようだ。

いま改めてレノボを振り返る

 レノボが「ThinkPadのレノボ」となって1年経つ。同社のニュースリリースではIBMのPC部門を買収した後のレノボを「新レノボ」(新聯想、つまりNew レノボの意)と称しているが、「旧」レノボは中国国内No1のPC総合メーカーなのは多くの読者が知っているところだろう。ちなみにもっとさかのぼると英語名が「Legend」だったのはちょっとしたトリビア。

kn_chinalgnd.jpg こちらがそのLegend時代のレノボPC

 まずは、中国におけるThinkPadやThinkCentreの現状がどうなっているか紹介しておこう。中国においても「Thinkなんたら」はレノボから発売されているが、買収当時、IBMブランドのPCを提供すると発表した通り、今でも本体にIBMロゴが残っている。旧IBMの販売店である「ThinkPad体験センター」はレノボのそれとは別に存在しているし、レノボの販売店でThinkなんたらが販売されてはいない。中国においても会社がIBMからレノボに変わっただけで、それ以外は何も変わっていない。

 トリノオリンピックのオフィシャルスポンサーになったことで世界に広く認知されるようになったレノボだが、旧レノボ時代、それこそLegendの時代から香港やアジアの国々にPCを出荷していた。そのときは当然レノボにThinkPadはないわけだが、それでも、例えば香港でリリースされたPCは、中国でリリースされている製品と別の機種を販売していたと記憶している。

 2006年なって日本や米国など世界各国でレノボオリジナルPCが発売されたが、このなかのデスクトップPCのラインアップ「レノボ3000」シリーズに関しては、どうやら中国でリリースされているPCをベースにしているようだ。中国では3000シリーズデスクトップは発売されていないし、また今のところ3000ノートブックも販売されていない。「え、ならばレノボは中国で何を売っているの?」というあたりから、レノボ3000シリーズの元となったシリーズを含め、現在レノボのお膝元で販売中の最新PCモデルを紹介しよう。

中国ではフルラインアップを展開中

 レノボの擁するPCはコンシューマ向けデスクトップPCが3シリーズ、ビジネス向けデスクトップPCが7シリーズ、ノートPCが3シリーズがラインアップされている。このうちレノボのニュースリリース(ただし中国語のリリース)には、ビジネス向けPCの「揚天」シリーズとノートPC「旭日」シリーズが同社海外向けPCと関連する書いてある。

 ビジネス向けPCはパーソナル向けの「揚天」のほか、大企業向けの「開天」、シンクライアント、ネットカフェ専用PC、税金取り扱い専用PCなど全7シリーズ。現在レノボ販売店店頭で見ることができて店頭チラシやPOPで確認できたシリーズは「揚天」のみなのでこちらのみを紹介する。「揚天」は店頭配布チラシによると3000デスクトップシリーズのベースのようである。「揚天」は「揚天E」「揚天T」「揚天M」「揚天A」の4シリーズに分類され、それぞれのシリーズで数モデルリリースされている。

 シリーズ毎に外見は異なるが、同じシリーズのなかではデザインは共通。さてこの中では揚天Eがデスクトップ3000に「似てなくもない」(もっとも寸法自体が異なる)。米国では3000デスクトップシリーズにタワー型も用意しているが、これになるとどの揚天シリーズを見ても似ているものがない。

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kn_chinaage.jpg Lenovo3000デスクトップのベースモデルと思われる「揚天E」シリーズ
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[山谷剛史,ITmedia]

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