レビュー
» 2007年04月25日 11時00分 公開

罰ゲームベンチ再び:SDカードタイプのワンセグチューナーで山手線をぐるぐる――「Telebit」を試す (1/2)

SDカードスロットに装着できる初のワンセグチューナー「Telebit」。3種類のアンテナを使い分けて、どこでもTVを実現するのだ。もちろん、恒例の山手線ベンチを敢行した。

[古田雄介,ITmedia]
エルザ「Telebit(ETLB1-SDR)」

 年末年始にかけて各社のワンセグチューナーが登場し、電気店やPCパーツショップを賑わせたのも今は昔。過熱的なブームが去り、新製品が入荷されてもあまり話題にのぼらなくなっていたが、久しぶりに注目を集めるモデルが現れた。高性能なグラフィックスカードで名を馳せるエルザジャパンがリリースした「Telebit」だ。

 TelebitはSDカードスロットに装着するワンセグチューナーで、外に張り出す部分はわずか2センチ。棒状のUSBチューナーに比べて邪魔にならず、装着したままカバンに入れてもコネクタ部を傷つけない。PC内蔵チューナー感覚で利用できるのがメリットだ。ただし、視聴にはSDIO規格に準拠したスロットが必要になるので、利用できるPCは限られてくる。購入前に同社サイトで確認しておこう。

ノートPCに装着したところ。張り出しはジャスト2センチだ。張り出し部には、外部アンテナ用のコネクタのみがある(写真=左)。ロッドアンテナとテーブルアンテナを同梱する(写真=中央/右)

大画面でも美しい高画質回路を搭載

 視聴には、Telebit専用に開発したTV視聴・録画ソフト「INFO.TV Petit」を使う。1ウィンドウでTV画面と操作パネル、番組情報欄をまとめて表示するタイプで、字幕表示にも対応する。番組情報欄は、チャンネル一覧やビデオ一覧に切り替え可能だ。ウィンドウは大きさを無段階で調整できるので、ほかのアプリケーションと併用する際もベストの位置取りができる。データ放送をサポートしないのは少し残念だが、扱いやすさは上々と言える。

 操作メニューは少なく、遊べる要素は少ないものの、不慣れな人でも確実に使いこなせる印象だ。視聴関係では、タイムシフト再生が便利。感度が安定した環境なら、番組の進行に関わらず、“見たいときに見る”スタイルでつきあえる。ほかのアプリケーションを操作しながら見る場合でも、優先順位を逆転させる必要がない。録画データの再生時には、番組を15秒先に飛ばせる「15秒スキップ」や、7秒前に戻る「7秒バックスキップ」ボタンが現れ、録画ビデオも効率的に視聴できるなど、こなれた機能も搭載している。

 ただ、「設定」メニューからはデータの保存場所やiEPGサイトの変更しか選べず、チャンネル設定を変更する場合は右クリックメニューを呼び出す必要があるなど、細かい部分で洗練されていないところが気になった。放送局ごとにプリセットのデータから登録することも可能だが、まとめて設定できないのが惜しい。屋外で視聴することが多いワンセグだけに、チャンネル設定の変更は分かりやすくしてほしかった。

INFO.TV Petitの画面(写真=左)。TV画面との境界をドラッグすれば番組情報欄を非表示にできる。小ウィンドウで視聴する際に便利(写真=中央)。録画再生中は「15秒スキップ」と「7秒バックスキップ」のボタンが追加される(写真=右)
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