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» 2007年05月21日 16時00分 UPDATE

イマドキのイタモノ:インテルの新チップセット搭載マザーボードレビュー──Intel G33編 (1/2)

「Intel 3シリーズ」のIntel G33は、Intel G965後継の統合型チップセット。内蔵されたグラフィックスコアの性能を中心に「GA-G33-DS3」に実装された機能を紹介する。

[寺崎基生,ITmedia]

Intel 3シリーズのミドルレンジチップセット「Intel G33」

kn_g33dszen.jpg GA-G33-DS3RはIntel G33チップセットを搭載したLGA775マザーボードだ。メモリはDDR2 1066/800/667MHzに対応する

 Intel 3シリーズチップセットは“Bearlake”という開発コード名で呼ばれるインテルの次期主力チップセットだ。45ナノメートルプロセスルールで製造される次世代CPUもサポートしており、最大で1333MHzのFSBに対応する。Intel 3シリーズには7種類のモデルが用意される予定で、そのうちグラフィックスを内蔵するモデルには、DirectX 10に対応したIntel G35があるが、今回取り上げるIntel G33はバリューモデルで、DirectX 9世代のグラフィックスコアを内蔵している。

 組み込まれているグラフィックスコアは“Intel GMA 3100”で、Intel G965に搭載されていた“Intel GMA 3000”をベースにしたものだ。インテルには、“Intel GMA X3100”というグラフィックスコアもあるが、こちらはモバイル向けプラットフォーム“Santa Rosa”Centrinoに対応したチップセット「Intel GM965」が内蔵するグラフィックスコアでDirectX 10に対応している。紛らわしい限りである。ちなみに、Intel G35のグラフィックスコアは「Intel GMA 3500」となる予定だ。

 Intel 3シリーズでは、ハイエンドモデル「Intel X38」やビジネス利用向けの「Intel Q35」「Intel Q31」、そしてバリューモデル向けの「Intel G31」などが登場することになっている。そのなかで、Intel G33はミドルレンジ向けという位置づけになる。

「GA-G33-DS3R」「GA-P35-DS3R」はほぼ同等

 今回、Intel G33マザーとして紹介するGIGABYTEの「GA-G33-DS3R」は、LGA775のCPUソケットを持ち、現行のCore 2シリーズCPUはクアッドコアデュアルコアのいずれも使用できるだけでなく、これから登場する45ナノプロセスルールで製造される「Penryn」「Nehalem」といった次世代のクアッドコアCPUにも対応可能とされている。

 GA-G33-DS3Rで使えるメモリはDDR2のみでDDR3は使用できない。拡張スロットは、PCI Express X16が1基、PCI Express X1とPCIがそれぞれ3基という構成。Intel 915チップセットが登場したときのDDR2メモリ移行期には、DDRとDDR2の両方に対応したマザーボードも存在したが、Intel 3シリーズでは、チップセットレベルでDDR2とDDR3が排他利用となる。

 サウスブリッジは、GA-P35-DS3Rと同じICH9Rで、Parallel ATAとSerial ATAのコントローラとしてGIGABYTE SATA2コントローラも搭載している。利用できるSerial ATAポートは合計8ポート。Serial ATAポートを外部に引き出すアダプタが付属しており、そのうち2ポートをe-SATAとして利用できる。ICH9RがParallel ATAをサポートしていないため、IDEポートはGIGABYTE SATA2コントローラで制御している。ICH9RとGIGABYTE SATA2コントローラはともにRAID機能をカバー、ICH9RはRAID 0/1/5/10を構築でき、GIGABYTE SATA2コントローラはRAID 0/1/JBODをサポートする。

 そのほか、ネットワークコントローラは、Realtek RTL8111BのギガビットLANを搭載。オーディオコーデックはRealtek製のALC889Aで、7.1チャネル+2チャネルオーディオ対応だ。このあたりの構成は、GA-P35-DS3Rと共通である。

kn_g33dsnb.jpg ノースブリッジのIntel G33はIntel 3シリーズの中でミドルクラスに位置づけられるグラフィックスコアを内蔵した統合型のチップセットだ
kn_g33dssb.jpg サウスブリッジはICH8Rの後継となるICH9Rで刻印には“82801IR”とある。6ポートのSerial ATAをサポートしRAID機能も利用できる
kn_g33dgsata.jpg Parallel ATAポートを制御するのはJMicron JM363と同等品と見られるGIGABYTE SATA2コントローラ。Serial ATAポートも2ポート提供している

kn_g33dgio.jpg リアのインタフェースパネルは、同軸と光のSPDI/Fや4ポートのUSB2.0ポートなどが用意された最近の標準的構成だ
kn_g33dslot.jpg 拡張スロットの左下に見える「HDMI_AC」コネクタは、PCI ExpressのHDMIアダプタを利用するときにアダプタのHDオーディオケーブルを接続する
kn_g33desata.jpg Serial ATAポートをPCケースの外で利用するためのブラケットが付属する。接続するのは通常のSerial ATAポート。ポートは2つ用意されているが、電源と信号のケーブルは1台分しかない

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