小間物ブースで見かけた「ちょっとちょっと」なブツCOMPUTEX TAIPEI 2007(1/2 ページ)

» 2007年06月09日 04時01分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 COMPUTEX TAIPEIのHall 2で大規模ブースを構える大手PCパーツベンダーは確かに看板役者であるけれど、忘れちゃいけない名脇役といえば、種々雑多な「小間物」ブースの面々だろう。毎度毎度、驚かされる小物たちも今年はだいぶおとなしくなってきた。しかし、数は少ないながらも「おおっと、これはOKですかっ」なブツを発見。ここでは、余計な解説や講釈は抜きにして、見ため勝負でいってみよう。

 POLO TECHの「STIRING COOLER」 あの、“スターリングエンジン”を応用したチップクーラーだそうな。スターリングエンジンを応用するとスターリングクーラーになることは知られているが、これは、そういうことではなくて、チップが発熱→その熱でエンジンが動き出す→ピストンの往復運動を回転運動に変換→回転運動をギアで伝えてファンをまわす→ヒートシンクからヒートパイプを経て熱を誘導されたフィンにファンで風を送って放熱、という仕掛けだ。なんとなく、日本の廻り燈籠を思い浮かべてしまうところ。

 展示では統合型チップセットにクーラーが取り付けてあったが、3DMark05が走ってチップが熱くなるとスターリングエンジンのピストンがピョコピョコ動いてファンが回転し、3DMark05を終了させて発熱が収まるとピントンがとまってファンも回転を止める。電力要らずでエコロジーなチップファン。スターリングエンジンが駆動するファンの回転はいたって穏やかで冷却効果に疑問が残るが、とにかく見ためではどんなチップクーラーにも負けていない。

うなれスターリングエンジン、ファンを回せ。しかし、これでは風が無駄に吹いています
これが正しいSTIRLING COOLERの姿。フィンに伝わった熱がファンの風で拡散される。何はともあれ、しゃかしゃか動くピストンと歯車にいやされよう

 Thermalrightはサイドパネルと天面パネルをヒートシンクで覆った、ごついフルタワーPCケースを展示。価格は500ドル前後で来月出荷予定と彼らはいたって本気だ。ケースを開けるとたくさんのヒートパイプでサイドパネルのヒートシンクとつながったCPUジャケットの異様な姿が目に飛び込んでくる(まるでクモの化け物……)。ヒートパイプとつながっているだけあって、位置決めに苦労しそうだ。

 Thermalrightは、Xbox360とプレイステーション 3のための外付け水冷ユニットを展示しており、どちらも来月出荷の予定。価格もともに150ドルとこちらもいたって本気。

筐体の外側も中身もとんでもないことになっている

Xbox360用水冷ユニット(画像左)とPlaystation 3用水冷ユニット(画像右)。開発途上で外付けユニットはパネルで覆われる予定。これでも、インパクトは十分あります

関連キーワード

COMPUTEX | 自作PC


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  7. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  8. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  9. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  10. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年