1万円切りの8コアもあるよ――AMD製CPU&APUがにわかに熱い!古田雄介の週末特価リポート(1/2 ページ)

» 2012年09月29日 10時23分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

FX-8120も週末特価で9980円! インテル陣営ならPentium G620が3330円!

フェイス秋葉原本店のPOP。「緊急予告!」の下にトリニティー的な人物がいる

 今週後半から、いくつかのショップに“AMDの新製品”の販売を予告するPOPが張られている。共通するのは販売開始が10月2日19:01と明記されていること。どれも新製品の詳細は書かれていないが、フェイス秋葉原本店のPOPには、映画『マトリックス』のキャラクター・トリニティらしき画像が添えられている。また、日本AMDも土曜日にアキバナビスペースでユーザーイベント「秋のAMD祭り 〜新世代APU発売(前)記念イベント〜」を開催することから、AMDの新製品は、同社の次世代APU「Trinity」を指すと思われる。

 そうした新製品の告知が張られるそばで、現行のAMD製APUを大胆に値下げするショップも複数みられる。典型例はTSUKUMO eX. 4階のAMDコーナーだ。AMD A8/A6/A4シリーズを限定特価で売り出しており、3.0GHz動作の4コアAPU「A8 3870」が7800円、TDP 65ワットの4コアAPU「A8 3820」が9780円、2コアのエントリーAPU「A4 3300」が3480円と、大きく値を下げている。

 同店は「下位モデルは在庫限りの放出特価で、A8シリーズは限定特価扱いですが、どれも底値なのは間違いないでしょう。新しいAPUとは互換性がありませんしね。とはいえ、内蔵GPUも優秀ですし、Windows 8用のライトなマシンを組むなら今でも有力候補だと思います。そう考えるとかなり狙い目ですよ」とプッシュする。

 ソフマップ秋葉原本館は、週末限定でAMD製CPU「FXシリーズ」上位を限定特価で販売する。最上位の「FX-8150」は通常売価から6000円引きの1万2800円、1つ下の「FX-8120」は約5000円引きの9980円となる。同店は「FXシリーズもSandy BridgeやIvy Bidgeと比較されますが、このお値段でコストパフォーマンスを計算すると相当優秀な成績になると思います。AMDは対応マザーも平均的に安いので、コストを抑えて高性能なマシンを組むなら面白い存在だと思いますよ」とアピールする。

 一方、インテル製CPUにも、週末特価で際立って安くなっているモデルがある。フェイス秋葉原本店が入荷した「Pentium G620」で価格は3330円。Sandy Bridge世代の2コアCPUで、グラフィックス機能も内蔵する。「同世代のCeleronよりも安い、いまインテルで1番安く買えるCPUだと思います。ストックは少数なので、気になる方はお早めにどうぞ」とのことだ。

TSUKUMO eX.4階に張られているAMD製APUの価格表(写真=左)。週末用に印刷された、ソフマップ秋葉原本館のAMD製CPU価格表(写真=中央)。フェイス秋葉原本店のインテル製CPU価格表。AMDの告知POPの隣にある(写真=右)

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