ニュース
» 2012年10月16日 15時00分 UPDATE

水道橋博士が「日本のアップル」と絶賛!:テレビの未来を変える家庭用「SPIDER」、間もなく発売 (1/2)

テレビ番組を全チャンネル1週間分まるまる録画して、後から見たい番組を探して楽しめる「SPIDER」シリーズに家庭用モデルが登場する。まだ公表されている情報は少ないものの、これがどのような製品なのか、現在業務用モデルを愛用している筆者の視点で紹介しよう。

[林信行,ITmedia]

“全録機”SPIDERに家庭向けモデルが登場

og_spider_001.jpg 家庭向け「SPIDER」

 テレビを全チャンネル1週間分まるまる録画して、後から見たい番組を探して楽しめるとして、一部で熱い注目を集めていた「SPIDER」シリーズだが、ついにその地上デジタル放送対応家庭用モデルが、開発中であることがPTPの製品Webサイト、およびTBS系のテレビ番組「がっちりマンデー!!」を通して発表された。

 同製品については、価格など未公表の部分も多いが、公式Webサイトを注意深く見ると、「驚くほど静か」「リモコンの秘密」「ソーシャル連携」「強力な検索機能」といった機能の項目が並んでおり、2012年の年末を予定している発売のタイミングが近づくにつれて、徐々に情報が明らかにされるものと思われる。

 なお、SPIDERシリーズの前製品の工業デザインは、KDDIの「ジュニアケータイ」やJR東日本のサイネージ自動販売機のデザインでも有名な柴田文江氏が行ってきたことから、おそらく新製品も同氏が手がけるものとみられている。

 さて、SPIDERシリーズを簡単に説明すると、地上波放送全チャンネルの番組を1週間分ほぼすべて録画し、いつでも再生できるという製品だ。

og_spider_002.jpgog_spider_003.jpgog_spider_004.jpg 紹介ページで明らかにされた製品のイメージ写真

 複数チューナーと大容量のHDDを内蔵し、放送中の全番組を録画する、いわゆる「全録機」は他メーカーからも発売されているが、SPIDERシリーズとそれらの製品とは区別して欲しい、とPTPは語っている。それでは、SPIDERと「全録機」はどこが違うのか? すでに発売されている法人用のSPIDERシリーズを例に特徴を比較してみよう。

 まずSPIDERには、番組表を表示する機能がある。テレビが標準で備えているEPG(電子番組表)はこれから放送される番組を一覧するものだが、SPIDERの番組表はこの1週間に放送された番組表になっている。ここから、例えば先日の日曜日の朝7:30にTBSで放送されていた「がっちりマンデー!」が面白かった、ということをTwitterやFacebookを通して知ったSPIDER利用者は、リモコンで番組表を表示し、先日の日曜日の朝7:30までさかのぼって、その番組を見ることができる。

 ここまではほかの「全録機」も同じかもしれない。

 しかし、SPIDERでは、さらに、その番組を見て面白かったと思ったら、そのことを自分の友だちにも勧めることができる。勧められたSPIDER所有の友人は「お勧めメッセージ」を開くと、その番組の「面白かったシーン」から再生できる。

 さらにSPIDERは検索機能も備えており、例えば「iPad」といったキーワードを登録しておくと、この1週間のあいだに放送された「iPadが登場したテレビ番組」(iPadそのもののCMも含めて)を、すべて検索にひっかけて視聴できる。

 この検索機能は、番組表に書かれた情報を参照しているのではなく、番組中に出演者が話したセリフなどがすべて文字おこしされた状態で検索対象となっており、たまに番組にチラっと写っていただけのポスターに書かれていた文字などでも検索できることがあるようだ。さらにはCMで使われていたBGMの曲名やアーティストなども検索対象となっている。

 面白いのは新規にオンエアになったばかりのCMでは、BGMの曲名表示が「調査中」などとなっていて、数日後にもう1度見ると、今度はきちんとした曲名になってることがある。

 一部のテレビ局や広報会社では、この検索機能を使って取り扱い製品のテレビへの露出効果を測定するために法人用SPIDERを活用している。だが、この機能は何も広報業務のためだけのものではない。例えば、自分の好きな俳優や歌手が出演するテレビ番組を、自分のスケジュールに関わらず、逃さずに視聴する、といったことにも活用できるはずだ(→SPIDERの紹介動画)。

 こうしたことができるおかげで、SPIDERを使うとテレビの視聴スタイルが、まったく変わってしまう。これまで同製品を愛用してきた人の中にはフリーアナウンサーの小倉智昭氏、元NTTドコモの夏野剛氏、Playstationの生みの親である久夛良木健氏、デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏らがいるが、彼らのライフスタイルがどう変わったかについては、以前、PTPのWebページ用にインタビューをしたことがあるので、ぜひ、そちらを参考にしてもらえればと思う。

 また、デザイナーの柴田文江氏は、同製品のデザインを担当したことを機に、Spiderを使い始めたところ、それまであまりテレビを見なくなっていたのが、再び見るようになったことを明かしている。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.