機器代金込みで2980円から──NECビッグローブ、低価格な“ほぼスマホ”付きLTEサービス開始「スマホ料金、高すぎ」と思っている人向け(1/2 ページ)

» 2013年03月28日 11時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo “ほぼスマホ”を手にするNECビッグローブの古関義幸社長(右)「Androidスマホ付きの定額LTEサービスで2980円/月からとするリーズナブルな価格帯を実現する。“スマホ料金が高い”と悩んでいる人、“家族の合計通信費を下げたい”と思っている家庭に訴求したい」

 NECビッグローブは3月28日、LTEデータ通信サービスと通信機器をセットにした新サービス「MEDIAS for BIGLOBE LTE」を発表。同日より開始する。

 MEDIAS for BIGLOBE LTEは、NTTドコモのXi/FOMAネットワークを用いるMVNOとして展開し、1980円/月より使えるLTEデータ通信サービス「BIGLOBE LTE・3G」の料金プランと、4.3型ディスプレイ搭載のAndroid端末「MEDIAS NE-202」+通話アプリをセットにした、“ほぼスマホ”のサービス。高速なXi(LTE)エリアと人口カバー率100%のFOMA(3G)エリアで利用できるデータ通信に加えてスマートフォンも一緒に、かつ既存携帯電話事業者の月額料金より低価格に利用したいと思う層に訴求する。

 「日常生活に溶け込みつつあるスマートフォン、さらに今後はタブレットやeBook端末も増えてくる。これらはモバイルの通信回線を使って利用してこそ便利なものだが、機種ごとに通信料金が発生するとなると──、さらに家族全員分だと合計額は一体どうなるか。BIGLOBEは1機種ごとではなく“データ総量“での料金制を取り入れた。スマホはこれまでより料金が高くなるので導入をとどまっていた人、さらに家族合計の携帯電話料金を下げたいと思う家庭──特にお父さんに向け、これならいかがかと強く訴求したい」(NECビッグローブ 古関義幸社長)


photophoto LTEデータ通信と“ほぼスマホ”(MEDIAS NE-202)をセットにした「MEDIAS for BIGLOBE LTE」サービス。機器と定額LTEデータ通信付きで2980円/月(特典適用時)より利用できる。基本仕様はドコモ向け「MEDIAS X N-07D」とほぼ同じで、800×1280ドット表示の4.3型ディスプレイ、Androoid 4.0、LTE+Wi-Fi+Bluetooth通信対応、防水・防じん性能などを備える
photophotophoto PC、スマートフォン、タブレットのほか、インターネット接続に対応するポータブル機器が急増しているが、現在、たいていは端末ごとに料金が発生する体系となっている。自分ひとりならまだしも「家族全員分だと……」と悩むオトーサンも多いはず(写真=中央)。BIGLOBE LTE・3Gは「データ総量料金」とする考え方を取り入れ、スマホの利用料金を低く抑えられ料金プランで展開する

 この考え方により、速度制限を行わないデータ通信量を1Gバイトまで(1Gバイトを超えても月末まで128kbpsで利用可能)とする通信量の上限を設けたBIGLOBE LTE・3G ライトSプランは定額通信料金と“ほぼスマホ”込みで2980円/月(2013年6月末までの特典適用価格)を実現、またBIGLOBE LTE・3G スタンダードプラン/デイタイムプランは、最大3枚のUIMカードを追加料金なしで提供する特長とともに、同じく7Gバイトを上限とした通信量を“3枚のUIMカードでシェア”して合計換算する仕組みを採用する。1人で1台・あるいは複数台を使う場合、さらに家族(3人を想定)で複数台を使う場合にも、1つの契約でそれぞれが不自由なく利用できる料金プランで構成している。

 “ほぼスマホ”となるAndroid端末 MEDIAS NE-202は、NTTドコモ向けスマートフォン「MEDIAS X N-07D」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)をベースに、一部外観の変更、通信事業者の機能にひも付く090/080電話番号での音声通話やFeliCa(おサイフケータイ)、NOTTVなどの機能を省略した同サービス専用のモデル。BIGLOBE LTE・3Gの料金プランに「アシストパックA」(1970円/月・2年間)を追加することでMEDIAS NE-202を提供する仕組みとする。

photophotophoto LTE対応に進化した“ほぼスマホ”。一部を除き基本仕様はMEDIAS X N-07Dと共通で、4.3型サイズの薄型軽量+防水ボディ、3.7V/1800mAhバッテリー+急速充電機能などを搭載する(写真=左)。BIGLOBE LTE・3GはNTTドコモのMVNOとしてXi/FOMAネットワークを利用する。対応エリアもXi/FOMAと同じ(写真=中央)。LTE通信+機器代金込みで2980円/月(2年間)から利用できる(2年以降は機器代金分となるアシストパックA代金が不要になる)。なおNE-202は、(サービスとしてはうたわれていないが)SIMロックは施されておらず、NTTドコモおよび他社のXi/FOMA通信対応契約のSIMカード、あるいは海外キャリアのSIMカードを差せば音声通話(や現地でのデータ通信)も可能とのこと
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