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» 2013年05月13日 16時27分 UPDATE

広田稔のMacでいこうず(18):気分よくMacを使うために覚えたい「システム環境設定」10のポイント(後編) (1/2)

Macを買ったらまずチェックしておきたいのが「システム環境設定」。後編ではネットワークの設定やユーザー管理、バックアップの項目を見ていこう。

[広田稔,ITmedia]
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 前編に続き、この春、Macを買った初心者に向けて「システム環境設定」のコツをまとめていこう。

 本記事で扱っているOSは、バージョン10.8(Mountain Lion)なので、それ以前とは若干内容が変わっていることもある。ちなみに前編では、Mission Control、セキュリティとプライバシー、トラックパッド、iCloud、メール/連絡先/カレンダーの5つを紹介したのでそちらも参照してほしい。

ネットワーク設定やデータの共有・管理方法を見直す

その6:ネットワーク

 「ネットワーク」は、有線/無線LANなどネット接続関連の設定が集まっているパネルだ。「初心者向け」といっておきながらいきなり申し訳ないが、実は普通の人は触らなくて済む設定項目かもしれない。

 1番ニーズの高そうな無線LANは、初めてMacを起動した後に画面の指示に従ってパスワードなどを入力しておけばつながるし、新たに無線LANアクセスポイントにつなぐときにも、メニューバーの無線LANアイコンから選ぶことになる。

 「ネットワーク」パネルが必要になるのは、契約したインターネットプロバイダーがPPPoEを利用している、会社でVPN(仮想プライベートネットワーク)を使っている、ネットワークの優先順位を設定したい──といったシチュエーションだ。

og_macde18_002.jpg 「ネットワーク」パネルでは、左側にネットへの接続手段が並び、それをクリックすると詳細な設定が現れる

og_macde18_003.jpgog_macde18_004.jpg PPPoEの設定を行う場合、左下の「+」ボタンを押して「インタフェース」に「PPPoE」を選択。各プロバイダーの指示に従って、アカウント名やパスワードなどを設定していく

og_macde18_005.jpgog_macde18_006.jpg 「Cisco IPsec」の3種類を選べる。「言われた通りにサーバアドレスもアカウント名もパスワードも入れたのに、つながらねーぞ!!」という場合、「詳細」ボタンを押して「すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信」をオンにするとつながることがあるかも……?

 公衆無線LANとiPhoneのUSBテザリングを併用している人が覚えておきたいのが、ネットワークの接続順序だ(またニッチな話題ですが……)。「ネットワーク」では、複数の接続手段を選べる場所では、何を優先するかが指定しておける。

 iPhoneのテザリングは、ずっとオンにしておいてもMac側からアクションを起こさない限り自動で接続されないのがいいところ。しかし、それに気づかずに公衆無線LANにつなぎながらiPhoneを充電していたら、いつのまにかiPhoneのテザリングでネットにつないでいた……という事態も起こりうる。無線LANを優先するように設定を変えておこう。

og_macde18_007.jpgog_macde18_008.jpg 左下の歯車アイコンをクリックし、「サービスの順序を設定」を選択。ドラッグして順番を入れ替えよう

og_macde18_009.jpgog_macde18_010.jpg 同じ場所で複数の無線LANアクセスポイントがみつかるケースでも、「Wi-Fi」の「詳細」から優先順位を選べる。会社に複数のアクセスポイントが導入されているが、なぜか電波が弱い遠くのものからつなごうとして不便、という場合に利用すべし

その7:共有

 これまた初心者にはあまり縁のなさそうな、中級者以上のネタですみません。「共有」パネルには、データやネットワーック接続などを共有する設定が並んでおり、PCやスマートフォンなどの機器を複数台持っているケースで役立つ。

 出張の多い人にオススメなのが、「インターネット共有」。ホテルの部屋についたら有線LANしかないうえ、ケーブルが短い。俺はゴロ寝しながらインターネットを楽しみたいのに……というときに「インターネット共有」をオンにすれば、Macを無線LANアクセスポイント化して、パケット代を節約しながらゴロ寝でネットを楽しめる。

og_macde18_011.jpgog_macde18_012.jpg 「インターネット共有」を選んで「共有する経路」に有線LANを指定。「相手のコンピュータが使用するポート」を「Wi-Fi」に指定してチェックを入れる。iPhoneやiPadからは「コンピュータ名」に書いてあった無線LANアクセスポイント名につなげばいい

 自宅にiMac、出先ではMacBook Airという複数代のMacを持っている人は、iCloudの「どこでもMy Mac」を併用した画面/ファイル共有をオンにすべし。出先から自宅のMacにアクセスして、必要なファイルを取得したり、画面を操作してデータを取り出せる。「あっ!!! 自宅のMacに編集していたプレゼンデータを忘れてしまった……」というピンチでも、落ち着いて出先からデータをコピーできるのだ(とはいえ自宅にある「母艦」がフリーズしたらどうしようもないのだが……)。

og_macde18_013.jpgog_macde18_014.jpg 自宅に置くMacで「システム環境設定」を開き、「iCloud」パネルで「どこでも My Mac」をオンにして「詳細」ボタンをクリック。「共有」パネルが開くので「画面共有」と「ファイル共有」をオンにする

og_macde18_015.jpgog_macde18_016.jpg 接続側のMacで適当なフォルダを開くと、サイドバーの「共有」に母艦Macの名前が現れている。クリックすればファイル/フォルダをやりとりできるうえ、さらに「画面を共有」ボタンを押すと、ウィンドウ内に母艦のデスクトップが現れる。画面共有では、ドラッグ&ドロップでデータ交換が可能だ。遠隔操作の反応はネットワークの接続速度によって変わってくるが、有線LAN同士で結べばほとんどストレスなく扱える

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