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» 2013年05月16日 17時00分 UPDATE

「ThinkPad Helix」ロードテスト:第1回 もっとじっくり写真で見る「ThinkPad Helix」 (1/2)

どちらも妥協しない性能──「ThinkPad Helix」を使い出すと、ぬぬ? おっ! んん? ほほう! と、なにやら疑問符と感嘆符がたくさん出てくるのがこそばゆい。まずは“ThinkPadならでは”なポイントを含めて、本体を写真でじっくり眺めてみよう。

[岩城俊介(撮影:矢野渉),ITmedia]

じっくり写真で見る「ThinkPad Helix」 さすが、カッチリよくできてます

photo ノートPCスタイルのThinkPad Helix。11.6型サイズのため、ほどよく小柄なのがちょうどいい。重量は約1.663キロ(本評価機実重量)とモバイルPCとしては少々重めの傾向だが、12時間動作+フルHDディスプレイ+ThinkPad Precisionキーボード+トラックポイントを備える点がこのクラスのPCとして大きな強みになる

 レノボ・ジャパンのハイブリッドUltrabook「ThinkPad Helix」はそんな「とはいえ、PCでなければ仕事はできん!」と考えるユーザーに合致する、いろいろハイブリッドな魅力を持つ新世代ThinkPadである。

 なんというか、ThinkPad XシリーズにフルHD(1920×1080ドット)表示の高解像度ディスプレイを載せ、さらにディスプレイだけ外してそのままスパッとWindows 8タブレットとして活用可能。持ち運びもラクラクといった感じで運用できるわけだ。まずはThinkPad Helixの外観をじっくり写真で見てみよう。


photophoto しっかり深めのストロークがある“ThinkPadならでは”のキーボード。2012年に刷新された6列配列のアイソレーションキーボードに賛否ある人は確かにいるが、フルHD解像度を望んでVAIO Z(VPCZ11→VPCZ21)に浮気したユーザーからするとうーん、比べるとやはり打ちやすいぞとしみじみ思ってしまう。打鍵時の音はカチャカチャではなくスコスコといった感じで耳につく高音を発しない点、そしてパームレストの長さも腕時計がカンカン当たらない絶妙なサイズである(写真=左)
着脱できる複雑なヒンジ機構を備えながら、天面がとてもすっきりしているのも印象がよい。下部にあるヒンジ部のカバーはディスプレイの開閉と連動して開閉。少々無骨なヒンジ部やファン穴をうまく隠しつつ、システム空冷のために空気を取り入れる“すき間”を確保している(写真=右)
photophoto ディスプレイは125度まで開く。ヒンジの位置も若干手前にあり、後ろへ転倒しない重心設計となっているのが分かる。角度はよくあるノートPCより浅めだが、机上で使うなら十分。対面説明するなら、Helixは外してタブレットモードにすればよいのである。また、ファンカバーは、ディスプレイヒンジとは異なる軸位置。ディスプレイと干渉せず、かつ導風スペースを一定量で確保しながら開閉する仕組み(写真=右)
photophoto そして、11.6型サイズながらフルHD(1920×1080ドット)表示のディスプレイもうれしい。dynabook KIRA V832の例もあるのでもっと“Retinaクラス”にという思いは何となくあるが、実表示サイズやバッテリー動作時間を考えるとこの仕様はとてもバランスがよい思う(写真=左)
ThinkPad Precisionキーボード+トラックポイント、そしてThinkPad Helix専用の「新5ボタンクリックパッド」を備えたキーボード部。トラックポイント操作のための独立クリックボタンが省かれ、上下シーソー式ボタン機構にてクリックパッドと一体化された。上部にトラックポイント用左右クリックボタンとスクロール操作用のセンターボタンの機能が割り当てられ、クリックパッドごとカコッと押せるようになっている。中央に小さな突起があり、センターボタンの位置を触れて識別できる。クリックパッド表面にガラス素材を用いたことで、サラサラの手触りでとても扱いやすい。Windows 8のチャームメニュー表示ジェスチャーはこのクリックパッドでも行える(写真=右)
photo ThinkPad X1 Carbonのキーボードと比較。部材はまったく同じではないようだが、「押した感触」はX1 Carbonと同等となるよう調整したという。配列もほぼ同じであり、19ミリのキーピッチも確保している。個人的にはトラックポイントを主に使用するのでX1 Carbonのような個別ボタンが好みだが、このあたりは慣れにより変わるかもしれない
photophoto トラックポイント/クリックパッドはいずれかをオフにすることもできる。トラックポイントのボタン機能は、トラックポイントの赤ポッチに触れつつ、クリックパッドのある部分(上部中央/右部分)に指で触れながら押すことでセンターないし右クリックを識別する仕組み。赤ポッチに触れていなければクリックパッドの上部右を押しても右クリックは機能しない。触れていなければトラックポイントで操作していない──とみなし、あえて機能させないよう制御しているわけだ。逆に、赤ポッチに触れていればクリックパッドの機能は自動でオフになり、手のひらなどで誤操作するのを防ぐ。このあたりは非常に工夫されている。タッチパッドのみでどう調整しても誤操作や操作感の悪さに悩んでいる他社WindowsノートPCも併用する筆者からすると……すこぶる心地よい
photophoto 約2ミリのしっかりストロークを確保。アイデンティティの赤ポッチは高さを抑えたHelix専用品。そのためか、形状はソフト・ドームタイプ1種類(ThinkPad Helix ロープロファイル・トラックポイント・キャップ)しか用意されないのは少し残念。個人的にはクラシック・ドームタイプが好みなので……(写真=左)
クリックパッドの部品を裏から。中央を支点に上下(正確にはクリックパッド全面)が押せる。「どこを押しても同じクリック感となるよう調整した」(レノボ大和研究所のHelix開発担当)とのこと(写真=右)



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