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» 2013年10月03日 20時45分 UPDATE

14型Ultrabook、30型ワイドの液晶ディスプレイも登場:「日本も世界もシェア1位、それでもハングリー精神は忘れない」――日本HPの新ワークステーション発表会 (1/2)

日本HPがワークステーション製品のモデルチェンジを行った。製品群のブランドを「Z」に統一し、高いクオリティの製品を目指し続けることをアピールした。

[池田憲弘,ITmedia]

Ultrabook準拠の14型WSが日本上陸

photo 発表会で展示されていた「HP ZBook」シリーズ

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は10月3日、同社ワークステーション製品のモデルチェンジを行った。ノート型製品は従来「HP EliteBook」シリーズとして販売していたが、今回の新モデルからデスクトップ製品や液晶ディスプレイで使用している「Z」ブランドを適用し、「HP ZBook」シリーズとして展開する。

 ラインアップは14型モデルの「HP ZBook 14 Mobile Workstation」、15.6型モデルの「HP ZBook 15 Mobile Workstation」、17.3型モデルの「HP ZBook 17 Mobile Workstation」の3機種だ。同社直販サイト“HP Directplus”で2013年10月中旬に発売する(14型モデルのみ2013年12月中旬)。

 14型モデルのHP ZBook 14は「HP EliteBook 8470w」の後継モデルで、ワークステーションながら最薄部の厚さを21ミリ、重量を約1.7キロに抑えた薄型軽量ボディが特徴だ。

 また、ビジネス向け製品として76センチの高さから26回落下させる衝撃や1600キロメートルの車両輸送による振動に耐える米軍調達基準「MIL-STD-810G」をクリアする堅牢性も備え、TPM 1.2準拠のセキュリティチップも搭載した。スペックのカスタマイズに対応しており、一部の構成を除きUltrabookの要件を満たすとしている。

photophotophoto HP ZBook 14(写真=左)。背面やパームレストなどは従来モデルと異なりブラックの塗装を施している(写真=中央)。キーボードはアイソレーションタイプの87キー配列。キーピッチは19(縦)×19(横)ミリで、キーストロークは1.5ミリだ。製品版は日本語キーボードとなる(写真=右)

 標準構成の主な仕様は、CPUが低電圧版のCore i7-4600U(2.1GHz/最大3.3GHz、vProテクノロジー対応)、メモリが8Gバイト(最大16Gバイト)、ストレージは500GバイトHDD(7200rpm)だ。光学ドライブは搭載しない。14型ワイド液晶ディスプレイはノングレアパネルを採用しており、1920×1080ドット表示に対応する。外部グラフィックスとしてAMDのFirePro M4100(グラフィックスメモリ1Gバイト)も備えた。

 インタフェースはUSB 3.0×4(うち1基は電源オフ時の給電に対応)、ギガビットLAN、音声入出力コンボポート、アナログRGB出力、DisplayPort 1.2出力、720p対応Webカメラ(約92万画素)、SDメモリーカードスロット(MMC利用可)など。無線通信機能はIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0を利用可能だ。OSは64ビット版のWindows 8 ProかWindows 7 Professionalを選択できる。

 本体サイズは339(幅)×237(奥行き)×21(厚さ)ミリで、重量は約1.7キロ。外部グラフィックスを内蔵しつつも消費電力は最大65ワットに抑えており、ACアダプタも重量約280グラムのスリムタイプを利用する。バッテリーは3セルタイプで、容量は50ワットアワーだ。標準構成時の価格は20万円前後を予定しているという。

photophoto 左側面にはUSB 3.0×2、アナログRGB出力、セキュリティロックポートなどを配置し(写真=左)、右側面にはヘッドフォン出力+マイク入力コンボポート、USB 3.0×2、DisplayPort出力、有線LANポート、SDメモリーカードスロット、ドッキングステーション用ポートを備えるなど、Ultrabookとしてはインタフェースが豊富だ(写真=右)

 15.6型モデルのHP ZBook 15はCPUにCore i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)を搭載し、外部GPUにNVIDIAのQuadro K1100M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を備えるなどパフォーマンスも重視するユーザーに向けた製品となる。光学ドライブも搭載しており、Blu-ray Discドライブなども選べるほか、Thunderboltポートも備えた。

 より上位となるCore i7-4800MQ(2.7GHz/最大3.7GHz、vProテクノロジー対応)搭載モデルも用意。外部GPUはQuadro K2100M(グラフィックスメモリ2Gバイト)に、メモリは16Gバイト(最大32Gバイト)となる。

 このほかのスペックはHP ZBook14とほぼ共通するが、Webカメラは省かれている。本体サイズは381.5(幅)×257(奥行き)×30.5〜35.5(厚さ)ミリで、重量は約3.4キロ。バッテリーは8セルタイプで、容量は75ワットアワー。バッテリー動作時間は最大で約11時間となる。

 なお、ワールドワイドでは3200×1800ドット液晶のオプションが追加されるが、日本においては「ニーズを見てから検討する」(同社)としている。標準構成価格はCore i7-4700MQモデルが23万1000円(税込み、以下同)、Core i7-4800MQモデルが29万4000円。

photophoto 17.3型モデルのHP ZBook 17。サイズを除けばインタフェースや外観は15.6型モデルのHP ZBook 15と同じだ(写真=左)。HP ZBook 15とHP ZBook 17のキーボードは右側にテンキーを備える(写真=右)
photophoto 左側面にはUSB 3.0、USB 2.0、DisplayPort出力、Thunderbolt出力、セキュリティロックポートなどを備え(写真=左)、右側面にはSDメモリーカードスロットやUSB 3.0×2、光学ドライブ、アナログRGB出力、ヘッドフォン出力+マイク入力のコンボポートを配置する(写真=右)

 17.3型モデルのHP ZBook 17も、HP ZBook 15と同様にCore i7-4700MQモデルとCore i7-4800MQモデルの2種類を用意。それぞれ外部グラフィックスはQuadro K3100M、Quadro K4100M(グラフィックスメモリ4Gバイト)を内蔵する。ストレージを2台搭載できRAID構成を組むことも可能だ。

 Core i7-4700MQモデルのストレージは500GバイトHDD×2+キャッシュ用32GバイトSSD、Core i7-4800MQモデルのストレージは512GバイトSSDとなる。そのほかの主な仕様はHP ZBook 15と共通する。本体サイズは416(幅)×272.7(奥行き)×34〜40(厚さ)ミリで、重量は約4キロ。バッテリー動作時間は最大で約8時間(容量75ワットアワー/8セル)としている。標準構成価格はCore i7-4700MQモデルが31万5000円、Core i7-4800MQモデルが46万2000円。

 デスクトップ型の「HP Z420 Workstation」、「HP Z620 Workstation」、「HP Z820 Workstation」も3機種もカスタマイズで選択可能なCPUを第2世代Xeon E5ファミリーに刷新。12コアCPU「Xeon E5-2697v2」(2.7GHz/最大3.5GHz)を2基搭載する構成も可能(HP Z620/HP Z820のみ)となった。

photophoto デスクトップ型の3モデルはCPUを刷新。12コアCPU「Xeon E5-2697v2」を2基搭載する構成では、合計24コア(48スレッド)の環境を構築できる

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