Windows XPのサポート終了や4月の消費税増税を前に、社内のPCをリプレースしたいという法人需要が増えている。アキバの老舗PCパーツショップで知られるツクモのショップブランドPC「eX.computer」シリーズは、こうしたニーズにあわせて、事務作業に適したスリムデスクトップPCから、CAD/3DCGといった業務向けモデル、研究用途のワークステーションまで、幅広い法人向けラインアップをそろえている。
今回はそのeX.computerシリーズから、主に個人/SOHO向けのデスクトップPCを紹介していこう。同シリーズは、豊富なBTOメニューによるカスタマイズに対応し、予算や目的に応じた最適な構成を選択できるうえに、OSは最新のWindows 8.1に加えて、Windows 7やすでにボリュームライセンスを持つ企業向けに「OSなし」モデルも選択できる。オフィスのWindows XPマシンを買い替えたいと考えているならうってつけだ。
エアロスリムシリーズは、本体の幅が10センチを切る省スペース性と低価格がウリのスリムデスクトップPCだ。Celeron G1820(2.7GHz)から、高性能なCore i7-4770(3.4GHz/最大3.9GHz)まで、スリムPCながら幅広い構成を選択できるほか、最小構成時の価格が4万6980円と、導入のハードルも低い。
ブラックを基調としたシンプルなケースは、98(幅)×380(奥行き)×340(高さ)ミリ(スタンド含まず)と非常にコンパクトで、オフィスのデスクに設置してもじゃまになりにくい。スリムケースながらある程度の拡張性も持っており、ロープロファイル規格のPCIカードを増設可能、またシャドウベイには最大2台のHDDを格納できる。仕事で使うデータドライブを分けておきたい場合でも対応できるのがうれしい。また、PCIスロットはドライバーを使わない構造なので、将来的な拡張作業も容易に行える。
なお、ハイスペック構成向けのカスタマイズとして、冷却性能に優れる120センチファンを本体側面に設置できるほか、防じんフィルターも取り付けられる。こうした細かい配慮は、アキバのPCパーツショップとして支持を集める同社ならではだろう。
今回評価したモデルは、 エントリークラスのCore i3-4130(3.4GHz)を搭載する「エアロスリム RS3J-B52/E」。主な仕様は、メモリ容量が8Gバイト(+4200円でカスタマイズ)、HDDが500Gバイト、光学ドライブがDVDスーパーマルチという構成だ。OSは64ビット版Windows 7 Home Premiumで価格は5万9180円と、リーズナブルな価格設定が目を引く。もちろん、オフィスソフトを使った作業など、一般的なビジネス用途としては十分な性能を期待できる。
Windows 7のエクスペリエンスインデックスのスコアは、プロセッサが7.3、メモリが7.6と高い半面、グラフィックスが5.3、プライマリハードディスクが5.9にとどまっている。後者については、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4400とHDDの構成なので、仕方のないところだろう。もっとも、オフィス用途向けのマシンとしてはなんら問題なく、Windowsの操作も快適に行える。CPUの処理性能を測るCINEBENCH R11.5およびCINEBENCH R15は、前者が3.69(pt)、後者が337(cb)という結果になった。なお、実際のパフォーマンスについては、PC操作全般をシミュレートするPCMark 7と、3D描画性能を測る3DMarkの結果も下に掲載しているので参照して欲しい。
→PC USER特設ページ「eX.computer Lab」
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