インタビュー
» 2014年02月24日 17時00分 UPDATE

「Diginnos Tablet」導入事例:“世界最強”のカラオケ店「パセラ」の秘密に迫る

業界最多の曲数を誇るカラオケ店、「パセラ」を支えているのが「Σ-System」だ。同システムを運営・管理するアクティ代表の守谷氏に話を聞いた。

[ITmedia]

集中管理で業界最多クラスの曲数を実現――世界最強のカラオケシステム「Σ-System」

og_diginnos_001.jpg 2012年にオープンした「パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメント」

 「アキバでカラオケ」といえば、20万曲超の配信数を誇る有名カラオケチェーン「パセラ」。アキバをホームグラウンドにするPC USERの読者であれば、実際に行ったことがなくても、その外観は目にしたことがあるはずだ。

 パセラは“都会で楽しめるアジアンリゾート”をコンセプトに、主に関東圏で店舗を展開。バリ島直輸入のインテリアで構成された高級感のある内装や、素材にこだわった豊富な料理メニューは、癒やしの空間として女性からの人気も高い。また、JR秋葉原駅から徒歩1分の場所にある秋葉原昭和通り店は、ゲームやアニメとコラボした部屋を複数用意していることでも知られている。アキバ開催のオフ会で利用したことがある人もいるだろう。

 もちろん、“最強カラオケ”をうたう同店最大の特徴は、どの部屋にも必ず歌いたい歌があると言われる楽曲の充実ぶりだ。最新の新譜はもちろん、アニメや声優関連の楽曲にも強く、一部の層に絶大な支持を得ている理由の1つとなっている。

og_diginnos_002.jpgog_diginnos_003.jpg パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメントの内装は、まさにバリ島のリゾートホテルに来たような雰囲気。1階にはカフェが併設され、女性客の姿も多く見かける

og_diginnos_004.jpgog_diginnos_005.jpg 7階にはアイドルユニットが公演を行う劇場、8階には貸し切りパーティ用スペースなどもあり、ほかのカラオケチェーンとは一線を画すコンセプトを持つ

 その圧倒的な曲数を支えているのが同店独自の集中管理配信システム「Σ-System」だ。このシステムでは、客の選曲内容に応じて、ネットワーク接続された管理ルームにある業務用カラオケ機器を自動的にスイッチし、DAMやJOYSOUND、UGAなど複数の通信カラオケを楽しめる。一般的なカラオケ店のように、部屋によって歌える曲と歌えない曲が変わるという制限がないのはうれしい。

og_diginnos_006.jpg アクティ代表取締役の守谷研二氏

 同システムを開発・管理するアクティは、カラオケの選曲・オーダー端末として、業界で初めてタブレットを導入した企業でもある。最近はスマートフォンの普及で画面へのタッチ操作が一般化しているため、こうした部分もパセラの差別化のポイントになっているという。「10年ほど前から、従来使われていた選曲用のリモコンに代わって、直感的に操作できるタブレット端末を採用しました。当時はWindows CEベースの端末で、画面のスクロールなどもできなかったのですが、パセラでは3年前からマルチタッチに対応するAndroid端末へ切り替えています」と同社代表の守谷氏は語る。自分のスマートフォンを使うのと同じ感覚で、曲を選んだり食事や飲み物を注文できるのが利点だ。

 「各部屋に2台の7型タブレットを置き、複数のお客さまがくつろぎながら使えるようになっています」と守谷氏。また、カラオケボックスという場所がら、落下や水こぼしの懸念もあるため、軽い樹脂製のケースで本体を覆い、パネル表面からの浸水を防ぐシールをするなど、物理的な障害にも配慮している。

og_diginnos_007.jpgog_diginnos_008.jpg パセラには1部屋に2台の7型タブレットが用意されている。OSはAndroidだが選曲・オーダー専用端末になっているほか、タブレット2台を設置できる充電台や保護ケースなど、独自のカスタマイズが施されている

og_diginnos_009.jpgog_diginnos_010.jpg 客室とネットワークで接続された管理ルームには、CROSSO、プレミアDAM、UGANEXTなど最新の機器が並ぶ。客の選曲に応じて自動的に機器が切り替わるため、すべての客室で膨大な曲数の配信を実現している

安定性と信頼性でサードウェーブの「Diginnos Tablet」に移行

 一方、「何よりも安定性が求められる専用端末」(守谷氏)で、パセラ全店舗を合計すると1540台にも上るタブレットを管理する難しさも感じていたという。これまで中国から直接端末を輸入し、システムを開発・統合していたため、何か不具合が発生したときには自社でメーカーとやり取りをする必要がある。その対応の遅さや都度かかる輸入関税、またロットによって基板が異なるなど、内部のコンポーネントにばらつきがあることも問題だった。

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 そこで守谷氏が目をつけたのがサードウェーブの「Diginnos Tablet」だ。守谷氏は「国内メーカー製タブレットとしては非常に安価であることも魅力の1つですが、それ以上に、アプリケーション開発を行う側の視点では、カスタマイズや設計変更などに対応してくれる点を評価しています」と導入の経緯を語る。

 「何よりハードウェアの安定性が高く、同じ品質でこちらが求める一定量を用意してもらえるというのは、これまで自社でやり取りをしていた中国メーカーとの大きな違いです。障害が発生した際も国内メーカーらしいスピードで対応してくれるのは非常にありがたいですね」と絶賛していた。

 Diginnos Tabletの採用は「安定性と信頼性が決め手だった」と話す守谷氏。現在は1540台のタブレットのうち半数をリプレースしているにとどまるが、残りも順次Diginnos Tabletに切り替えていく予定という。また、タブレットの性能や機能を生かして、内蔵Webカメラを利用した通信対戦カラオケやデモクリップの視聴、鼻歌から曲を検索する機能なども企画・開発中とのこと。Diginnos Tabletでカラオケがますます面白くなりそうだ。

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