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「HP EliteBook Revolve 810 G2」――これぞ質実剛健! ビジネス向けのコンパクト“2in1”注目PC速攻レビュー(1/2 ページ)

» 2014年04月04日 11時45分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
ココが「○」
・コンパクトで堅牢性の高いボディ
・回転ヒンジで変形し、2つのスタイルで使える
・デジタイザ内蔵でペンによる操作も可能
ココが「×」
・重量が1.4キログラムと重い
・ACアダプタのケーブルが太くてかさばる

はじめに:ビジネスに適した仕様を備えたコンパクト2in1

HP Elitebook Revolve 810 G2。明るいシルバーとブラックのツートーンを基調としたコンパクトなボディの重量は約1.4キログラムだ。素材にマグネシウム合金を採用しており、剛性感も非常に高い

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)から登場した「HP Elitebook Revolve 810 G2」は、11.6型ワイドサイズの液晶ディスプレイを搭載したコンパクトなビジネス向けWindows 8.1搭載2in1デバイスだ。

 HPのビジネスPCらしい上質なデザインと心強い剛性感を兼ね備えたボディに、画面を180度回転することができる回転ヒンジを搭載しており、クラムシェル型ノートPCとしてもタブレットとしても使うことができる。今回は海外仕様ながら評価機をいちはやく入手することができたので、使用感をリポートしよう。

 11.6型ワイドサイズの液晶ディスプレイは10点マルチタッチに対応したタッチパネルを搭載しており、画面に直接指で触れて操作できる。1366×768ドットの表示解像度に対応する。画素密度は約135ppiと平凡で、最近流行の高画素密度ディスプレイと比べると粗さを感じるが、等倍表示でもアイコンやボタンなどはタッチ操作にちょうどいいサイズだ。また、電磁誘導式のデジタイザも内蔵しており、ペンによる描画も可能だ。

 基本システムには、開発コードネーム「Haswell」こと第4世代Coreプロセッサーを中核とするシステムを採用している。具体的には、CPUはCore i3-4010U(1.7GHz)、メモリは4Gバイト、データストレージは128GバイトのSSDという内容だ。

 通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0+HSのほか、有線LAN機能も装備している。また、使いやすさで定評のあるセキュリティツール「HP Client Security」に加えて、BIOSエラーを自動修復する「HP Sure Start」も搭載するなど、ビジネスユースに欠かせないセキュリティにも配慮した内容となっている。

サイズ感チェック:鉄壁の堅牢性を誇るフルマグネシウムボディ

天面中央部にHPのロゴ、ベースボディの露出部分に製品ロゴをさりげなく配置したデザインは洗練された上品さを感じる。明るいシルバーの塗装はサラッとしていてベトつかない上質感の高い仕上げだ

 ボディの具体的なサイズは、約285(幅)×212(奥行き)×22(高さ)ミリ、重量は約1.4キログラムだ。実測重量は1356グラムだった。回転ヒンジを備えるぶん少し奥行きがあるが、横幅は11.6型サイズの画面を搭載する製品としても狭い部類に入る。厚みは22ミリとUltrabookの要件をわずかに満たせないが、フラットなフォルムで細身のビジネスバッグにもすっきりと収まる。

 ボディは米軍調達基準であるMILスペック(MIL-STD-810G)、および11万5000時間に及ぶ独自の耐久テストをパスするなど抜群の堅牢性を誇る。ボディ素材は全面的にマグネシウム合金を採用しており、画面表面のガラスにはスリ傷がつきにくい「Corning Gorilla Glass 3」を採用している。コンパクトながらボリューム感のあるフォルムで、金属の質感を生かした表面仕上げからも「金属の板」あるいは「金属の塊」といったイメージがあるが、実際に持った感触もイメージどおり、金属的なずっしりとした重みとともにガッシリとしたソリッドさを感じることができる。

画面を開閉するヒンジのほかに、画面を回転させるヒンジを備えており、時計回り方向に画面を180°回転させることができる(写真=左)。画面を180度回転させて折りたたむとタブレットスタイルになる。指でのタッチのほか、デジタイザペンでの操作にも対応している(写真=右)

底面はラバー質のマットブラック仕上げで、しっとりとした触感が心地よい。バッテリーパックのほか、排気口やステレオスピーカが配置されている。バッテリーパックは底面中央部のレバーで容易で着脱が可能。容量は44ワットアワーで公称の駆動時間は約8時間となっている。ACアダプター本体は厚さ約18ミリ(最厚部29ミリ)とスリムだが、ACケーブルが3ピンでかさばる。充電用USBポート(5ボルト/1.5アンペア)を装備しており、スマートフォンなどをPCと同時に充電できる(写真=左)。背面端子は、左から有線LAN、USB3.0、セキュリティロックポート、DisplayPort、USB 3.0(電源オフチャージ対応)、DC入力という内容だ(写真=右)

本体左右両側面。右側面は手前側の端から電源スイッチ、画面自動回転の有効/無効スイッチ、ボリューム調整、microSDカードスロット、ヘッドフォン/マイク兼用端子、ドッキングステーション用端子を装備する。左側面には端子類は装備しない

画面サイズは11.6型ワイド、表示解像度は1366×768ドットに対応する。等倍表示でも無理なくタッチで操作できる大きさだ。パネルの種類は公式には特に記載がないが、視野角は広く、IPSパネルと思われる。明るさは最近のノートPCとしては若干控え目な印象だが暗いというほどでもなく、視認性は良好だ(写真=左)。キーボードはボディの幅いっぱいを使って実装されており、縦約19ミリ×横約19ミリのキーピッチを確保している。スイッチの感触も良好だ。バックライトを搭載している。パームレストの奥行きは62ミリほどある(写真=右)

キーボードの手前にはクリックパッドを搭載している。少し狭めではあるがパッドはとても滑らかで操作感は良好だ。アルプスのドライバが導入されており、2本指でのスクロール機能や2本指の開閉によるズーム/パン機能などを使うことができる(写真=左)。HP独自のセキュリティツール「HP Client Security」が付属。パスワード保護、データ暗号化、デバイスアクセス制限など、ウィザードに従って設定していくことで総合的なセキュリティ設定を行うことができる。特にセキュリティ機能に精通した管理部門を持たない企業にはありがたい機能だろう(写真=右)

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