PC USER Pro

「Windows 8.1 Update」速攻レビュー本田雅一のBuild 2014リポート(1/2 ページ)

» 2014年04月04日 20時05分 公開
[本田雅一,ITmedia]

タッチパネル非搭載PCでの操作がしやすい「Windows 8.1 Update」

 MicrosoftがBuild 2014で発表した「Windows 8.1 Update」。4月8日にWindows Update経由で配布が始まるが、このアップデートはWindowsのバージョン番号変更を伴う大規模なアップデートではなく、一般的な不具合修正と同様の扱いで配信される。

 MicrosoftはWindows 8.1 Updateを含むインストール用ISOイメージを用意しており、順次、PC向けプリインストールのイメージも変更になる見込みだが、バグフィックスを除くとドラスティックな変化の少なさに驚くかもしれない。しかし、Windowsストアアプリの振る舞いを聞けば、きっとこのアップデートを気に入るはずだ。

 なお、このアップデートは開発者向けにMSDN、TechNetの加入者への配布がすでに行われているので、対象者であればすでに試せる。

スタート画面の変更点

 Windows 8.1 Updateで最初に目を引くのが、スタート画面右上に現れた「電源」ボタンと「検索」ボタンだろう。これは右上コーナーにマウスカーソルを移動させて表示させるチャームから「設定」を選択後に現れる「電源」アイコン、あるいはチャームに現れる「検索」アイコンと同じ機能を持っている。

スタート画面右上に「電源」ボタンと「検索」ボタンが追加された。これでWindows 8.xを初めて触るユーザーにあちがちな「電源の切り方が分からない」という質問も減るのではないか

 同じ機能を2カ所に配置しているのは、キーボードとマウスを使ってWindowsを操作するユーザーにとって、この2つが重要だと判断したためだ。マウス操作が前提ならば、いちいちチャームを出してタッチで機能を呼ぶのではなく、こうしたトップ画面のデザインで処理するほうが分かりやすいだろう。

 さらに、マウス操作でスタート画面に登録されているアイコンにマウスカーソルを合わせ、右クリックをすると、その場でオンデマンドの右クリックメニューが表示される。Windowsの操作に慣れたユーザーなら、ごくごくあたりまえの振る舞いだが、これまでのスタート画面ではタッチパネル向けの選択肢が、画面下部からポップアップする形式だった。マウスでの操作では移動量が多く、決して使いやすくはない。

マウス操作でライブタイルを右クリックすると、おなじみの右クリックメニューが表示される。ここからタスクバーにピン留めしたり、アンインストールすることも可能だ。マウスの移動量が少なくて済むようになった

 このように、長年培われてきた「キーボードとマウス」による操作への違和感のない対応が、今回のアップデートにおける主眼となっている。

Windowsストアアプリの変更点

 次にWindowsストアアプリ、すなわちタッチパネルを前提とした全画面動作のアプリケーションを見てみよう。まず、マウスカーソルを上部に移動させると、タイトルバーが表示され、その左右には見慣れたアイコンが見えるのが分かるだろうか。

Windowsストアアプリでマウスカーソルを上部に移動させると、デスクトップ用アプリと同じようにタイトルバーと「最小化」「閉じる」のボタンが表示される

 全画面動作のアプリだけに、ウィンドウ操作は「最小化」(他のアプリに制御を渡す)と「閉じる」しかないが、システムメニューにはスナップ操作(左に分割/右に分割)へのメニューも用意されており、一般的なデスクトップアプリに近い感覚でマウス操作ができることが分かる。

 今度はマウスカーソルを下部に移動させよう。するとWindowsストアアプリであるにもかかわらず、そこにタスクバーが表示される。マウスカーソルを動かすことでタスクバーでの操作も、Windowsストアアプリに対して行えるようになる。

Windowsストアアプリでマウスカーソルを下部に移動させると、デスクトップのタスクバーが表示される。タスクバーからデスクトップ用アプリとWindowsストアアプリを手軽に切り替えられるようになった

 ここではFacebookのストアアプリにマウスカーソルを当てているが、Facebookアプリの画面イメージがプレビュー表示されているのが分かる。この上で右ボタンをクリックするとピン留めも可能で、デスクトップアプリを操作中にタスクバーからピン留めされているWindowsストアアプリを起動。再びタスクバーで元のデスクトップアプリケーションに戻す、といった操作もできるようになる。

 現在、筆者はサンフランシスコへの取材に、タッチパネルを搭載していない軽量モバイルノートPC「LaVie Z」を持ち込んでいるが、当初はタッチパネルなしの操作に戸惑っていたものの、Windows 8.1 Updateを組み込んで以降は違和感なく操作できている。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  7. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  8. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  9. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  10. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年