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» 2014年05月19日 12時00分 UPDATE

2014年PC夏モデル:東芝、キーボード着脱&360度回転ヒンジの“7スタイル”PC――「dynabook KIRA L93」 (1/2)

「dynabook KIRA L93」はキーボード着脱機構と360度回転ヒンジ機構を組み合わせることで、合計7つものスタイルチェンジに対応した新設計のノートPCだ(7スタイルの写真と解説付き)。

[前橋豪,ITmedia]

2in1どころか、2つの変形機構で7スタイルを実現

 東芝は5月19日、用途に応じて7スタイルに変形できる13.3型ノートPC「dynabook KIRA L93」シリーズを発表した。ラインアップは「L93/39M」の1モデルで、2014年6月下旬に発売する。価格はオープン、実売価格は23万円前後(税別)の見込み。

tm_1405_kira_l_01.jpg 東芝「dynabook KIRA L93」は7つのスタイルに変形できる「コンバーチブル&デタッチャブルPC」

 dynabook KIRA L93は、同社が「コンバーチブル&デタッチャブルPC」と呼ぶ新スタイルのPC。同社のプレミアムノートPC「dynabook KIRA」シリーズの第2弾製品となる。dynabook KIRAシリーズの第1弾として登場した「dynabook KIRA V832V632」(現行モデルはV834/V634)はクラムシェルノートPCスタイルのUltrabookだったが、dynabook KIRA L93は独自の変形ボディを採用しているのが特徴だ。

 一般的なノートPCはキーボード手前にパームレストのスペースがあるが、KIRA L93ではキーボードの奥側にスペースを設けており、手前のキーボード部のみを着脱できる。キーボードを取り外した状態では、余った奥側のスペースを360度回転するヒンジ機構と組み合わせて、スタンド付きタブレットのように利用可能だ。このキーボード着脱と360度回転ヒンジという2つの変形機構を備えることで、合計7つものスタイル(7Wayスタイル)を実現している。

 キーボード奥側のスペースにはメイン基板などのPC本体部を搭載し、液晶ディスプレイの背面にはリチウムポリマーバッテリーを内蔵。取り外したキーボードはBluetooth接続のワイヤレスキーボードとして利用できる。また、電磁誘導式デジタイザによる筆圧対応のペン入力機能も備えている。ボディはアルミの削り出しで剛性感と高級感に配慮した。カラーはサテンゴールドの1色展開だ。

 実にユニークな設計のPCだが、同社によるとBYOD(私物デバイスの業務利用)のトレンドなどを背景に、「仕事で使っていたものを、そのまま家庭(趣味の世界)に持っていって使える」――そんな2面性のあるマシンを目指したという。デザインコンセプトとしては「キーボードとペンが使えて、かつコミュニケーションツールとしてフレキシブルに利用できること」を掲げ、キーボードやペンが最も使いやすく、今までにない新しいPCの形、未来型のPCを追求したとする。

dynabook KIRA L93が実現する7つのスタイル

(1)ノートPCスタイル

 キーボードを合体した一般的なクラムシェルノートPCのスタイル。文書作成やメールのやり取りなど、キーボードとマウスを必要とする作業に適している。

tm_1405_kira_l_02.jpg ノートPCスタイル

(2)フラットスタイル

 360度回転ヒンジを生かし、キーボードを合体したまま液晶ディスプレイを180度まで開き、平らな状態に寝かせたスタイル。卓上に置いて、両隣や対面している少人数の人に画面を見せながら、キーボードとマウス操作を行うのに適している。

tm_1405_kira_l_03.jpg フラットスタイル

(3)スタンドスタイル

 キーボードを取り外し、キーボード奥側のPC本体部を折り曲げ、スタンド付きタブレットのように設置したスタイル。写真のスライドショーやビデオ再生など、キーボードを使わず、画面のタッチ操作も少ない作業に適している。

tm_1405_kira_l_04.jpg スタンドスタイル

(4)デスクトップスタイル

 スタンドスタイルに、取り外したキーボード(Bluetoothでワイヤレス接続)を組み合わせた状態。ノートPCスタイルと比較して、画面とキーボードの位置関係を自由に変えられるため、机上でゆったり使ったり、狭いテーブルにPC本体だけを置いて、キーボードは膝の上で使うといった利用シーンに対応できる。少人数で画面を見ながらキーボード操作をするのにも適している。

tm_1405_kira_l_05.jpg デスクトップスタイル

(5)テントスタイル

 キーボードを合体した状態で、ディスプレイをさば折りのように折り返し、キーボード部とディスプレイ部の2辺をスタンド代わりとするスタイル。360度回転ヒンジを備えた2in1デバイスではおなじみの格好だ。設置面積が小さくて済むため、狭いスペースでの利用に向く。簡単なWeb検索や写真の閲覧、プレゼンなど、タッチ操作が限られる作業にも適している。

tm_1405_kira_l_06.jpg テントスタイル

(6)キャンバススタイル

 スタンドスタイルのまま横に寝かせて、手前にディスプレイが来るように配置したスタイル。画面の傾斜が緩やかになり、微妙な角度調整もできるため、イラストの作成などペン入力作業に適している。

tm_1405_kira_l_07.jpg キャンバススタイル

(7)タブレットスタイル

 360度回転ヒンジを利用し、ディスプレイが表になるように折り畳んだスタイル。Webブラウズなど頻繁に画面をタッチ操作する場合や、画面に表示した資料を少人数に見せるような場合に適している。キーボードを取り外せば、本体が軽量になり、背面のWebカメラを用いた撮影も行える。

tm_1405_kira_l_08.jpg タブレットスタイル

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