PC USER Pro

NASを使ってみたい? それなら「ASUSTOR」で1歩先を行くデジタルライフを始めよう真打ちNAS、連載開始!(1/3 ページ)

» 2014年07月01日 12時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]

 ASUSTeK Computer傘下のASUSTOR。2011年設立ながらも経験豊富なエンジニアをそろえ、「遅れてきた真打ち」の呼び声も高い新興NASメーカーだ。

 ASUSTORの主力製品である「AS」シリーズは、LinuxをベースとしたNASキットだが、同様の製品はほかの複数メーカーからも販売されており、そのコンセプトは差別化できるものではなくなってきている。むしろ、その基本デザインはNASキットのアウトラインとしてすでに確立した、と言ってもよい。その状況においてASUSTORの「AS」シリーズがなぜ「真打ち」と評されるのだろうか。

成熟したハードウェアと省電力設計

 ASシリーズの外観には競合となる他社製品との大きな違いはない。フロントアクセスが可能なホットプラグ対応HDDベイを前面に並べ、その横にボタン1つで外部ストレージからコピーができる「ワンタッチバックアップ」に対応したUSB 3.0ポート、背面には複数のUSB 2.0/USB 3.0ポート、LANポートを配置。メッシュ状のHDDトレイ前面から吸気し、背面のファンで排気するストレートなエアフローもある意味完成された設計と言える。

 心臓部となるプロセッサには全モデルでインテルAtomプロセッサを採用。S3モード(スリープモード)に対応しているほか、欧州連合(EU)の定める電力消費規制EuP(Erp)2.0に準拠するEuPモードもサポートする省電力設計になっている。

「AS-202TE」前面。ワンタッチバックアップに対応したUSB 3.0ポート、ホットスワップに対応したHDDベイ(写真=左)。背面。USB 3.0×1、USB 2.0×2、ギガビットLANのほか、HDMI 1.4a、3.5ミリオーディオジャックを搭載。ACアダプタと速度制御された70ミリファンによって静音性も高い(写真=右)

左側面の吸気口は基板冷却用(写真=左)。トレイにHDDをネジ止めして前面より挿入。トレイにはアクセスランプ付き。キーロック機構はない(写真=右)

EuPモードをサポート。スリープモード、自動電源回復、ウェイクオンLAN、電力スケジューリングなど、復帰のための待機消費電力を削減する。前面にあるブルーとグリーンのLEDは輝度調整が可能

「AS」シリーズでなにができる?

 ASシリーズは柔軟性の高い、多機能なNASキットだ。追加アプリケーションをインストールしたり、不要な機能を無効化したりすることで自分の目的・用途にあった構成にしていくことができる。まずは全体を俯瞰(ふかん)していこう。

1、NASの基本的な機能

 何はなくともNASとしての基本的な機能、性能は最重要項目だ。

 ASシリーズには原稿執筆時点で2、4、6、8、9ベイモデルがラインアップされ、ベイ数に応じてさまざまなRAID構成をとることができる。2ベイの場合は各ディスクを個別にハンドルするシングル、束ねて1つのボリュームにするJBOD、2台に分散して書き込むことによりパフォーマンスを向上させるRAID 0、同一内容を2台に書き込んで冗長化させるRAID 1が選択できる。4ベイモデル以上になるとそれに加えてRAID 5、RAID 6、RAID 10をサポートする。ベイに余裕があればホットスペア構成も可能だ。

 また、クライアントからのストレージ利用ではLinux向けのNFS、Windows向けのCIFS、Mac向けのAFPに対応。そのほかにもWebDAV、iSCSI、FTPなどさまざまなネットワークストレージプロトコルをサポートしている。アクセスコントロールではローカルユーザ/グループ単位での制御のほか、WindowsネットワークのActiveDirectoryにも対応。WindowsServerベースのファイルサーバの代替としても利用できる。

TS-202TEのストレージマネージャー画面。ベイ数が2なので構成には制限があるが、冗長性のあるRAID 1で構築していれば1台ずつHDDを交換して、サービスを動かしたまま容量を増やすこともできる

サービス一覧にはWindows、Mac OS X、NFSなどネットワークストレージに関連した項目が並ぶ

アクセスコントロール画面。共有フォルダ単位でのアクセス制御が可能

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  7. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  8. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  9. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  10. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年