WiMAX 2+対応モバイルルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」の使い勝手をチェック注目WiMAX 2+ルータ速攻レビュー(1/2 ページ)

» 2014年08月02日 14時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

メニュー構成を見直して使いやすくなった「HWD15」

 WiMAX 2+に対応したモバイルルータ「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」(以下、HWD15)が8月1日よりUQコミュニケーションズの「UQ WiMAXオンラインショップ」をはじめとするWiMAX運営企業やMVNOから出荷を開始した。UQ WiMAXオンラインショップの税別販売価格はUQ Flat ツープラス おトク割適用時でHWD15単体で4800円、クレードルをセットにして6800円となる。

 HWD15は、WiMAX 2+対応モバイルルータとしてサービス開始時から登場(当時は唯一のWiMAX 2+モバイルルータだった)した「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」の後継モデルになる。ツートンの塗り分けラインなどでデザインを変更しているが、サイズ、重さ、バッテリー容量などは、HWD14とほぼ共通する。本体のサイズは約64(幅)×104(高さ)×14.9(奥行き)ミリで、重さは約140グラムだ。モバイルバッテリーとして使える機能も受け継いでいる。

左がHWD15で右がHWD14だ。カラーの配置を変更しているが、本体サイズや重さ、2.4型タッチパネル内蔵ディスプレイなど、主要な仕様はほぼ共通する。

Micro USB、Micro SDカードスロット、micro SIMスロット、電源ボタンなど、本体搭載のインタフェース、ボタンは、種類も場所も同じ。唯一異なるのは、HWD14にあったストラップホールがHWD15でなくなっていることだ

 通信モードとしてWiMAX 2+とWiMAXを切り替えて使う「ハイスピードモード」とWiMAXだけを使う「ノーリミットモード」に加えて、KDDIが運用するau 4G LTEとWiMAX 2+を自動で切り替えて利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」に対応しているのもHWD14と同じだ。

 PCやタブレット、スマートフォンとの接続にはUSBケーブルによる有線接続のほかに、無線LANも利用できる(モバイル環境における接続はほぼ無線LANを利用することになるだろう)。ただし、「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」がサポートしていた5GHz帯のIEEE802.11acはHWD15で対応していない。HWD14と同じく、2.4GHz帯の無線LANだけを使うことになる。

 本体の操作もHWD14と同じく、タッチパネル式2.4型ディスプレイ(解像度は240×320ピクセル)を使って行う。ロック画面をスライドしてホーム画面を表示し、そこからアクセスできる4つのメニューから設定項目やステータス項目を選んでいく操作体系もHWD14と共通する。

 ただし、HWD15では、メニューツリーをHWWD14から一部を変更して、利用機会が多い項目までのステップを節約した。また、デザインも変更してタップするアイコンや文字を見やすくしている。

ロック画面から画面をスライドしてホーム画面に移行するのはHWD14と同じ。ただし、HWD15では上下とスライドする方向を限定している(写真=左)。ホーム画面の基本構成はHWD14と同じ。4つのメニューとデータ通信容量、受信している規格の種類と電波強度、通信モードなどを表示する。ただし、枠線を入れたりフォントサイズを大きくしたりと見やすいようにデザインを変えている(写真=右)

ホーム画面からアクセスできる4種類のメニューのうち2種類をユーザーが指定できる。指定できる設定項目にHWD14では選べなかった「通信モード設定」がHWD15で指定できるようになった(写真=左)。システム設定では、HWD15からオプションで用意したクレードルの設定項目を追加している(写真=右)

HWD15からオプションで選べるようになったクレードル。本体を接続すると画面の表示が自動で横方向に切り替わり時計を常時表示可能になる。有線LANのインタフェースを備えるなど、ホームルータとしても利用できる

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー