日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は、8月25日に家庭向けインクジェットプリンタ4モデルとオフィス向けインクジェットプリンタ2モデルを発表した。個人向けモデルではモバイルプリント機能を強化したほか、印刷の回数や用途による選択の幅を広げている。
今回登場するモデルは、家庭向けとして「HP ENVY4504」「HP ENVY5530」「HP ENVY5640」「HP Officejet 5740」と、オフィス向けとして「HP Officejet Pro 6230」「HP Officejet 7612」を用意する。それぞれの実売予想価格と出荷開始時期は以下の通りだ。(9月12日に発売日を追記)
モデル名 | 税別HP Directplus価格 | 出荷時期 |
---|---|---|
HP ENVY4504 | 8800円 | 9月18日 |
HP ENVY5530 | 1万1800円 | 9月18日 |
HP ENVY5640 | 1万5800円 | 9月18日 |
HP Officejet 5740 | 1万8800円 | 10月中旬 |
HP Officejet Pro 6230 | 1万1800円 | 10月中旬 |
HP Officejet 7612 | 2万9800円 | 9月下旬 |
すべてのモデルで、スマートフォンやタブレットなどのAndroidデバイス、iOSデバイスからワイヤレス印刷が可能になるモバイルプリント機能を利用できる。モバイルプリント機能では、Androidデバイス、iOSデバイスからプリンタにメールを送って印刷する「HP ePrint」、デバイスからプリンタを無線LANで直接接続する「ワイヤレスダイレクト」が使える。
さらに、HP Officejet 5740では無線LANの接続認証にNFCを利用してデバイスをプリンタのNFCアイコンにかざすだけで無線LANの接続ができるようにしたほか、HP ENVY5670とHP Officejet 5740では、Android 4.4導入デバイスで標準で使える「HPプリントサービスプラグイン」に対応しているので、専用アプリをダウンロードして導入しなくてもWeb印刷が可能だ。
インクは従来のHPプリンタと同じくインクタンクとプリントヘッドを一体化したユニットを利用する。ブラックの顔料インクと3色カラーの染料インクを組み込んでいるが、新モデルでは、どちらか一方だけが切れても印刷を継続できる「シングルカートリッジモード」に対応した。シングルカートリッジモードでは、カラーインクを外してブラックインクだけでも印刷できるため、ビジネス文章で多用するモノクロ印刷やファックス機能を中心に利用するユーザーに適している。
なお、新モデルで利用できるインクカートリッジは、以下の通りになる。
インクカートリッジ | HP Directplus税別価格 | A4印刷可能枚数 | 対応プリンタ |
---|---|---|---|
HP 61 黒 | 1500円 | 約190枚 | HP ENVY4504/HP ENVY5530 |
HP 61 カラー | 1900円 | 約165枚 | |
HP 61XL 黒(増量) | 2400円 | 約480枚 | |
HP 61XL カラー(増量) | 2400円 | 約330枚 | |
HP 61X 黒・カラーパック | 3050円 | 黒約190枚、カラー約165枚 | |
HP 62 黒 | 1400円 | 約200枚 | HP ENVY5640/HP Officejet 5740 |
HP 62 カラー | 1700円 | 約165枚 | |
HP 62XL 黒(増量) | 2700円 | 約600枚 | |
HP 62XL カラー(増量) | 2700円 | 約415枚 | |
HP 62XL カラー2個&300枚L版フォト用紙 | 4350円 | カラー約300枚 | |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.