ココが「○」 |
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・23型、Core i5搭載で6万円台から |
・B&O PLAYスピーカーのサウンド |
・ユニバーサルボディでスッキリとしたデザイン |
ココが「×」 |
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・本体インタフェースにアクセス難 |
・電源ケーブルの取り回しがタイト |
日本HPは5月27日、23型ディスプレイ一体型PC「HP Pavilion 23」をフルモデルチェンジし、2015年夏モデルとした「HP Pavilion 23-q000」シリーズを発表した。直販サイト「HP Directplus」用モデルで、価格は6万9800円(税別)から。Core i5搭載モデルのディスプレイ一体型PCとしては低い価格設定だ。
現在、日本HPの直販サイトで販売中のディスプレイ一体型PCは、HP 18シリーズ(最小構成価格は税別4万800円)があるが、HP Pavilion 23-q000シリーズは、より上位ブランドの「Pavilion」の名が付くハイエンドモデルという位置づけとなっている。
HP Pavilion 23-q000の注目ポイントは、価格だけでない。サウンド関連機能も要チェックだ。HPは、これまでBeatsAudioブランドと共同開発して、PCに採用してきたが、2014年にBeats Electronicsを米Appleが買収したため、HPは提携ブランドの見直しを図り、B&O PLAYと提携することになった。B&O PLAYは、Bang & Olufsenの派生ブランドとして2012年に誕生した。シンプルで質の高い音楽を目指し、ポータブル製品を得意とする。HP Pavilion 23-q000は、B&O PLAYブランドのサウンドシステム搭載第1弾の製品でもある。
今回の検証作業では、HP Pavilion 23-q080jpパフォーマンスモデルを用いる。その基本構成とスペックは以下のようになる。なお、参考として、HP Pavilion 23-q060jpスタンダードモデルの構成も紹介しておこう。
モデル | HP Pavilion 23-q080jpパフォーマンスモデル | (参考)HP Pavilion 23-q060jpスタンダードモデル |
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OS | 64ビット版Windows 8.1 Update(Windows 10無償アップグレード対象製品 | |
画面サイズ(液晶方式) | ◇23型ワイドIPSディスプレイ(1920×1080ピクセル、約96ppi)光沢 | |
CPU | Core i5-4460T(1.9GHz-2.70GHz) | |
メモリ | 8Gバイト(8Gバイト×1) | 4Gバイト(4Gバイト×1) |
HDD | 1Tバイト(7200rpm) | |
光学ドライブ | Blu-rayディスクドライブ | DVDスーパーマルチ |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | |
Office | なし | |
本体カラー | ブリザードホワイト | |
本体サイズ(幅×奥行き×高さ) | 568×190×440ミリ | |
重量 | 約8.2キロ | |
標準保証 | 1年間 | |
最小構成価格 (税別) | 7万9800円 | 6万9800円 |
レビュー機材の構成は、CPUがCore i5-4460T(1.9GHz/最大2.7GHz、4コア4スレッド、3次キャッシュメモリ6Mバイト)、システムメモリが8Gバイト、ストレージが1TバイトHDD、内蔵ドライブがBlu-ray Disc ドライブとで価格は7万9800円(税別、レビュー実施日の価格)となっている。スペックを見る限り大変コストパフォーマンスに優れたPCといえる。
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