ニュース
» 2015年08月01日 12時50分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp! 号外:熱帯夜のアキバに群衆――コアユーザーの愛を感じた「Windows 10」深夜販売 (1/2)

Windows 10の深夜販売は、コンシューマー向けOSとしてWindows 98以来の真夏のイベントとなった。新OSが出るたびの恒例行事だが、雰囲気は毎回少しずつ違う。

[古田雄介,ITmedia]

特価品狙いのユーザーが集中……? 否、そこにはコアユーザーの整然とした列が

 7月31日19時。アキバの多くのショップが通常どおりの営業を続けるなか、秋葉原カフェ・ユーロで「Windows 10発売記念 前夜祭」がスタートした。多くの識者が新OSについて説き、狭い店内はすぐに飽和状態になる。

 時を同じくして、深夜販売を予定しているPCパーツショップ前には深夜限定の特価品などを目当てにした行例が数十人単位で作られるようになった。一度シャッターが降りた後も賑わいが落ち着くことはなく、そのまま深夜に突入していく。

og_akibarepo001.jpg 7月31日20時前の秋葉原カフェ・ユーロ前。セッションの人だかりが道にはみ出していた。往来には深夜販売に関心のない人も多く、「何のイベント?」との話し声も聞こえた

og_akibarepo002.jpg 当初は名前が明かされず、「てんこ(仮)」と呼ばれていた自作PC応援キャラクター。「窓辺とうこ」と明かされる

 深夜販売に参加したのは、TSUKUMO eX.、ドスパラ秋葉原本店とパーツ館、ソフマップ秋葉原リユース総合観、BUY MORE秋葉原本店、パソコンSHOPアークなど。それぞれのショップが十数人から百人強の用列を生み、それなりに繁盛していたが、当初多くのショップで聞いた予想とは少し客層が違っていた。

 どこの行列も輪を乱す人はなく、スマホを眺めるなどして静かに整理券配布を待ったり、購入希望の特価セットを指定したりと、皆慣れた様子で整然としていた。ざっと顔ぶれをみていくと、夏休みだから参加したという雰囲気の学生さんよりも、年期の入った自作ユーザーのほうが圧倒的多数派であると気づく。

 ある店員さんは「初めて深夜販売に参加する、みたいな人に向けた準備もしていましたが不要でしたね。今回は夏休みであることより、金曜日の夜ということのほうが重要だったみたいです」と笑う。

og_akibarepo003.jpg 21時過ぎのソフマップ秋葉原リユース総合館。21時からの特価品販売で、早速多くのユーザーを集めていた

og_akibarepo004.jpg EVEL∞HUBで行われていた、ガラポン抽選会も21時頃から人気スポットになっており、常に人だかりができていた

og_akibarepo005.jpg 22時ごろのTSUKUMO eX.前。オークションやトークセッションを実施し、常時100人以上の観衆を集めていた

og_akibarepo006.jpg パソコンSHOPアークは、通常正月にしか販売しない福(?)袋「パンドラの箱」を限定販売。瞬く間に売り切れたという

 つまり主な参加者は従来からのコアなユーザーだった。23時半時点で深夜販売イベントを楽しんでいるユーザーは500〜600人程度いたが、その大半の人が特価品狙いでなく、DSP版10を購入予定だったのも客層を裏付けている。

 TSUKUMO eX.は「Windows 10はダウンロードしてアップグレードする手もあるので、今回はわざわざ買わないという人も増えるかなと思いましたが、全然そんなことなかったですね。並ばれている9割以上の方が注文されています」と話していた。

og_akibarepo007.jpg 22時半ごろのBUY MORE秋葉原本店前。他店の行列に並んで特価品を購入したうえで、こちらの行列にも並ぶといった上級者も多かったという

og_akibarepo008.jpg 22時半ごろ、ドスパラ パーツ館で実施されていた逆オークション。通常8000円の128GバイトSSDの値段を下げていき、買いたい人が挙手したら成立というもので、大いに盛り上がった

og_akibarepo009.jpg 23時半、ソフマップ秋葉原リユース総合館の中央通り側は篠崎愛さんのトークセッションで多くのユーザーを集めた

og_akibarepo010.jpg 中央通りを挟んだTSUKUMO eX.でも匹敵する人数の観衆がイベントを楽しんで0時までの時間を過ごした

       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.