マザーボードといえば、一週間前の日曜日からSkylake向けの廉価チップセット「Intel H110」を搭載したモデルも複数出回っている。価格は7000円強から1万1000円弱で、これまでのSkylakeマザーの最安ラインを割る値だ。
H110はZ170/H170/B150と同じくDDR4とDDR3Lに対応しているが、PCI Expressのサポートが2.0であったり、SATA 3.0やUSB 3.0の標準ポート数が4基であったりと、最も低い仕様となっている。あえて入荷をASRockのmini-ITXタイプ「H110M-ITX/D3」(1万1000円弱)のみに留めたというBUY MORE秋葉原本店は「そこまでの価格差はないので、現状ならB150マザーを選んだほうがいいですからね。これから何かしら存在意義を強めてくれればいいですけど」と理由を語る。
ほかのショップでも「今後に期待」という声が多かった。某ショップは「10月下旬にはCore i3やPentiumといった廉価なSkylakeが普通に入ってくるというウワサがありますから、そこからでしょう。Skylakeにこだわらず、低予算でマシンを組みたいという人が何も気にせず買える環境になったら動き出す類いの製品だと思いますよ」とコメントしている。
なお、バルク品の「Core i3-6100T」と「Pentium-G4500T」は先週からごく少数が出回っている。取材した金曜日には入手困難となっていたが、パソコンハウス東映は「少数ですがまたすぐに再入荷できると思います」と話していた。
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