既報の通り、東芝が新しい2in1タブレット「dynaPad N72」を発表した。「今までのPCの枠にとらわれない、紙のノートの置き換えを意識した製品」ということもあり、キーボードから取り外したタブレット単体の厚さは約6.9ミリ、重量が約569グラムと、世界最軽量世界最薄となっている。
製品発表会でdynaPad N72の実機に触れる機会があったので、写真と動画で紹介する。
dynaPad N72製品発表会にて
dynaPad N72はタブレットとキーボードが分離する2in1だ。キーボードはいわゆる「キーボードドック」で、タブレットを端子に差し込んで固定する
タブレットとして利用するときは、紙ノートの代替として縦持ちを想定しており、インカメラの位置も縦持ちしたときに上部に来るようになっている。もちろん横画面でも利用可能だ
タブレットを縦持ちした場合から見た左側側面には、キーボード接続用の端子を備える
タブレットの上部には、microSDカードスロット、Micro HDMIコネクタ、Micro USBコネクタを備える
タブレットの下部には、ペン本体の上部にある突起物を差し込んで固定できるペンホルダーを備える
B5ノートサイズに近い1920×1280ピクセル(アスペクト比3:2)表示に対応する12型ワイド液晶は、カバーガラスにコーニングのゴリラガラス3を採用する。照明などの映り込みを軽減する「アンチリフレクションコーティング」や、「耐指紋コーティング」も施されている。
タブレットとキーボードを接続した状態で、タブレット側のみを持っても簡単にキーボードが外れることはない。法人向けとなる「dynaPad S92」にはキーボードが同梱されない
キーボードに接続したときのタブレットの角度は固定となる
キーボードは、85キー、19ミリピッチのフルサイズ。高精度タッチパッドを備え、キータッチにこだわったという
キーボードとタブレットを閉じたところ。マグネットで固定される
付属するペンは、紙にペンで書くような書き心地を実現するためにワコムと共同開発した「アクティブ静電結合方式ペン」を採用した。筆圧検知機能は2048段階まで対応する。ペン先は直径約1ミリでフェルト素材となっており、摩擦抵抗を最適化することで自然な書き心地を追求している。
本製品は「考える人のためのデバイス」「クリエイティブノート」という位置付けで、豊富なビジネスアプリを備えている。絵描き用途というよりは、ノートに重点が置かれているようだ。
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