日本マイクロソフトは10月22日、都内で開催したSurface新製品発表会にて「Surface Pro 4」および「Surface Book」の国内展開について発表した。
Surface Pro 4はCore m3モデルおよびCore i5モデルが11月12日、Core i7モデルが12月発売予定で、全国の家電量販店およびMicrosoft Storeで10月23日0時に予約を開始する。
国内モデルのスペックや主な仕様は、発表済みの米国モデル同等だが、日本市場向けには1Tバイトのクラウドストレージ「OneDrive」が利用できるサービスなどを備えたOffice(Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービス)を搭載して提供する。法人向けはOfficeなしで、別途ボリュームライセンスの購入となる。
同社の平野拓也氏は発表会で「Surfaceは(2in1のような)新しいカテゴリのPCを作る、(市場を)切り開く、活性化させる製品だ」とコメント。質疑応答で挙がったLTEモデルの投入については、「LTEはよいオプションである」としながらも「現時点では考えていない」という。
「Surface Book」については、2016年初頭に発売を予定する。詳細については後日発表となるが、同日発売ではない理由として平野氏は、「Surface Bookは米国でも限定的な展開となっている。需要を考えて、供給体制が十分に整ってから順次提供する」と説明した。
製品について米Microsoftのブライアン・ホール氏は「これまで24年間の情熱と知識を全て(Surface Bookに)入れ込んだ。ペンの書き味とキーボードのキータッチに何も妥協はしていない。指がキーボードについた瞬間の感触が素晴らしい」と自信を見せた。
今回の発表会では、日本における発売日や価格が注目されていた。発表されたSurface Pro 4はCore m3、4Gバイトメモリ、128GバイトSSDの最小構成で12万4800円から、アクセサリのタイプカバーは1万6400円(税別の参考価格)」となる(Surfaceペンは製品に付属する)。Surface Pro 3のCore i3モデルが発売した2014年8月当時で、最小構成となるCore i3、4Gバイトメモリ、128Gバイトが9万1800円だったことを考えると、円安ということもあるが割高感が否めないのが正直なところだ。
「Surface Pro 4」の製品ラインアップ | ||||||
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製品名 | CPU | メモリ容量 | ストレージ容量 | 一般向け参考価格(税別) | 法人向け参考価格(税別) | 発売日 |
Surface Pro 4 | Core m3 | 4Gバイト | 128Gバイト | 12万4800円 | 11万1800円 | 2015年11月12日 |
Core i5 | 4Gバイト | 128Gバイト | 13万9800円 | 12万6800円 | ||
Core i5 | 8Gバイト | 256Gバイト | 17万9800円 | 16万6800円 | ||
Core i7 | 8Gバイト | 256Gバイト | 21万4800円 | 20万1800円 | 2015年12月(予定) | |
Core i7 | 16Gバイト | 256Gバイト | 23万9800円 | 22万5800円 | ||
Core i7 | 16Gバイト | 512Gバイト | 28万9800円 | 27万6800円 | ||
「Surface Pro 4」のアクセサリ | |
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製品名 | 価格(税別) |
Surface Pro 4 タイプカバー(各色) | 1万6400円 |
Surfaceペン(各色) | 7800円 |
Surfaceペン先キット | 1400円 |
Surfaceドック | 2万5400円 |
なお、Surface Pro 4 タイプ カバー(シアン)と、シルバーを除くSurface ペンについては12月発売を予定する。
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