書いた記事が炎上――そのとき、Web記者は何を考える?ネット時代の生き抜き(息抜き)方(1/2 ページ)

» 2015年10月24日 06時00分 公開
[増村みかみITmedia]

 ブログ、Twitter、Facebook、LINE――今や誰もが手軽にネット上で思ったことや伝えたいことを発信できる時代になりました。特にSNSは友達や家族との連絡手段に使ったり、同じ趣味の仲間と交流したりと便利に使える一方で、時にはまったく知らない人から突然批判を受けたり、解釈の違いから炎上してしまったりという事態も起こりえます。友達しか見ていないからと、うかつな投稿をしてしまった自覚がある人もいるかもしれません。

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 意識的に投稿することで思わぬ炎上は防げるかもしれませんが、見知らぬ人の何気ない一言で傷付いたり、いつまでもイヤな気持ちを引きずったりしてしまうことも今後ないとは言い切れません。そんな場面に出くわしたとき、私たちはどう対処すればよいのでしょうか。

 気になるのは、仕事として日常的に情報発信をしている人たちはどのように折り合いをつけているのかということ。情報発信のプロたちのネット時代の生き抜き(息抜き)方はどんなものなのでしょうか。

 これまでネットで嫌な思いをしたことがある人だけでなく、情報発信していく職業を目指している人にも気になる話題を20〜30代のWeb記者、ライター、ブロガーに聞いてみました。

記事の反応は「業務上見る派」が大半 「めっちゃ見る派」も

 まず大前提として、情報発信のプロたちは自分が書いた記事に対する情報をチェックするものなのでしょうか。

 多かったのは、記事への反応は「業務上見ている」という意見。特にWebメディアの場合は、Twitterなどでリアルタイムにコメントがつくため、読者の反応がすぐに分かります。「取り上げたトピックに対するみんなの意見を見ているだけであって、評価を見ているわけではないです」(30代女性記者)というものや、「自分の反省点を見つけ、次に生かすために意見を見ます。ネガティブな反応は自分が客観視できるようになってから確認します」(30代男性ライター)など、冷静な意見が目立ちました。また、自分の名前や記事タイトルなどを検索するエゴサーチはあまりしない人が大半です。

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 一方で、「めっちゃ見ます。全部見てますね。特に傷ついたことはなく、意見を聞くのは勉強になります」(20代女性ライター)という意見も。やはり良くも悪くもコメントがつくことで記事がより拡散されていくため、「コメントがつかないのが一番切ない」(20代男性記者)ようです。その他、「記者としては見ないけど、ブロガーとしてはすごいエゴサーチします」(20代女性記者)という切り分け方もあるとか。

対処法は「のど元過ぎれば熱さを忘れる」?

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 仕事上、記事への反応を見ざるを得ないことが分かりましたが、それではネガティブなコメントに出合ってしまったときはどう折り合いをつけているのでしょうか。

 一番多かったのは、「ヘコむときはヘコむので、なるべく楽しいことを考えながら時間が過ぎるのを待ちます。時間が過ぎれば何事もどうでもよくなります」(30代男性記者)のような、「のど元過ぎれば熱さを忘れる」タイプでした。

 その他、「たたかれたと思うのではなく、誰かが意見を発したという現象として捉えています」という客観視タイプ、「自分がミスしたときは反省して次に生かしますが、そうじゃない場合は忘れます」(30代女性記者)という割り切りタイプなどがありました。「新卒のときはヘコんでましたが、たたく人以上に前向きなコメントがあると気付けたことで、気にする必要はないと割り切れるようになりました」(20代男性記者)と、徐々にスルースキルを身に付けていく場合もあるようです。

 中には独特の思考で脳内対処する人も。「多分悪口を書く人は昨日身内に不幸があったか、最近運動していないか、奥さん(旦那さん)とけんか中か、などと想像し『そういうの書きたくなるの分かる〜』と脳内で処理します。基本的に知らない人からのコメントは引きずらないのですが、逆に知人や対面での指摘はヘコみます。気持ちが切り替えられないときは銭湯かバッティングセンターに行って汗を流します」(20代女性ライター)

 「Google AdSenseの売上を眺める」というブロガー(30代男性)らしい答えもありました。

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