ThinkPadを育てた“大和研究所”を“みなとみらい”で見たアリゾナ砂漠の砂を使う実験ってなんだ!?(1/3 ページ)

» 2015年11月27日 07時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 みなとみらいと言えば、神奈川県横浜市西区に位置する有数の観光地だ。横浜港に面しており、ランドマークタワーや赤レンガ倉庫といった格好のデートスポットが立ち並ぶ情緒溢れる場所である。

当日はあいにくの天気 当日はあいにくの天気だったが、港の風景はなかなか悪くない。某観艦式で来たなぁココ……

 そんなおしゃれスポットである“みなとみらい駅”に直結する「みなとみらいセンタービル」に一歩足を踏み入れてみると、そこは至って普通のオフィスビル。コンビニや飲食店も多く入っており、一見するとショッピングセンターのような印象さえ受けるところだが、最上階の21階にはレノボ・ジャパンのオフィス、2階にはThinkPadの開発拠点である大和研究所が入居している。

フロアマップ ビルのフロアマップにしっかりとレノボの文字がある
研究所フロアの部屋間 研究所フロアの部屋間を移動しているところ。吹き抜け部分からは他フロアの店舗や外の街並みが見える。まったくもって研究所感はない

 研究所と言えば、「郊外の広い敷地に大きな建物があって……」というものを想像するが、大和研究所は本当にオフィスビルの中に入居しているのだ。この研究施設には、ThinkPadの強みである「堅牢性」「耐久性」「信頼性」「性能優位性」を生み出すための、さまざまな実験設備が備わっているらしい。今回は報道陣向けにツアーが開催されたので、ユニークな内部を順番に紹介しよう。


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